銀剣のステラナイツ『モノクロ・ステラバトル』


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雨籠のどか/タキガワ・チトセキャラシート(ぽぽ/冥王星)
テオ=クラウゼルビット/草谷 木乃香(くさたに このか)キャラシート(ハリー/やられ)
ガンドッグ/牙城アキラキャラシート(やられ/ぽぽ)
リリラ・レ・リリラ/風魔ゆかりキャラシート(冥王星/ハリー)

【Index】

◆第一章
【Scene1-1:雨籠のどか/タキガワ・チトセ】
【Scene1-2:テオ=クラウゼルビット/草谷 木乃香】
【Scene1-3:ガンドッグ/牙城アキラ】
【Scene1-4:リリラ・レ・リリル/風魔ゆかり】
◆第二章
【Scene2-1:リリラ・レ・リリル/風魔ゆかり】
【Scene2-2:雨籠のどか/タキガワ・チトセ】
【Scene2-3:テオ=クラウゼルビット/草谷 木乃香】
【Scene2-4:ガンドッグ/牙城アキラ】
◆幕間
【Scene3-1:テオ=クラウゼルビット/草谷 木乃香】
【Scene3-2:雨籠のどか/タキガワ・チトセ】
【Scene3-3:リリラ・レ・リリル/風魔ゆかり】
【Scene3-4:ガンドッグ/牙城アキラ】
◆ステラバトル
【Scene4:Stellar Knights】
◆カーテンコール
【Scene5-1:雨籠のどか/タキガワ・チトセ】
【Scene5-2:テオ=クラウゼルビット/草谷 木乃香】
【Scene5-3:リリラ・レ・リリル/風魔ゆかり】
【Scene5-4:ガンドッグ/牙城アキラ】


▼キャラ相談会(クリックで展開)


どどんとふ:「ぽぽ」がログインしました。
どどんとふ:「監督」がログインしました。
どどんとふ:「ハリー」がログインしました。
ハリー:ちょま、ちょまって!
ハリー:あと2分!
監督:待つよ
どどんとふ:「やられ」がログインしました。
やられ:遅刻し申した!すまぬ!
監督:2分経った気がする
ハリー:ほひっ…
やられ:とりあえず自分の分は雑談にはっとくかんじですかのぉ
監督:キャラシの話なら、そうですね、とりあえず雑談に貼って貰う形がいいなぁ
監督:雑談タブなら流れなさそうだし……
ぽぽ:なるほど賢い
やられ:主語が足りないダメなやられ…イエスイエスキャラシ?、では貼っておこう
監督:ん、ぽぽさん、花の色赤ではなく黒な気がしますが、どうでしょう!
ぽぽ:あ、本当だ黒ですね
監督:あと耐久、防御、チャージの欄も埋めておいてくれると嬉しいです
ぽぽ:了解です
監督:ハリーさんはキャラシ貼れます?
監督:自分の貼り忘れてたという失態よ
ハリー:スキルは!あとで!のっけます!!!
やられ:ミドルで活用することが無くて命拾いしたな!
監督:了解です。自分の出番が無いときとかに書いといてくださいね
ハリー:うぃっす!すいませんでした!
監督:ツイッター宣伝もしたし、暇な人がいれば見学にくる……はず!
監督:あ、すごい。すでに二人、キャラのコマを作っている!
監督:3人だった。もはや私が出遅れている……
やられ:片方はパートナーのコマまで…
ハリー:えっつくってない…
監督:えっ、あ、シースのコマですね。
監督:シースはコマ必要ないので、作らなくて大丈夫ですよ!
雨籠のどか:マイクチェック
牙城アキラ:マイクチェック
ぽぽ:チャットパレットも何となくいけそうだ
やられ:成程会話の時にキャラグラだすならシースコマが必要…!
監督:あー、なるほど。
ハリー:なるほどな
ぽぽ:せっかくなので
ハリー:ぜんぜんわからん
ぽぽ:コマの名前で発言するとキャラのグラフィックが出るので
ぽぽ:なんかこう雰囲気的に
ガンドッグ:絵を用意していなければコマしか出ないので気にしなくてもよいということさ!
ぽぽ:僕がやる気が出るだけなので
監督:とりあえずみんなコマはできた様子!
監督:えっと、コマ自体は円形のガーデンに載せてつかうことになって、
監督:で、ダイスシンボルとかを、右の欄においてスキルの使用回数表示に使うことになるんですけど、
ガンドッグ:左に2マススペースがあるここに移動ということね!
監督:とりあえずそれでもいいんですけど、戦闘時にはコマ自体をガーデンに配置することになるので、
監督:マップマーカーかなにかで名前をおいておくと良いのではないかと思います!
監督:こんな感じ!
やられ:なるほど!師匠はそこでくつろいでいるがいい
監督:みんなできた様子なので、ブーケについてお話します
監督:ブーケは、このロール良いなぁってときがあったらガンガン投げて、貯めたブーケは
監督:戦闘時のダイス振り直し等に使用します。
監督:ブーケの投げ方としては、過去のセッションだとカウンターリモコンを使ってどうのこうのしていたのですが、メインタブのログが読みづらくなるのと、あと見学者分のブーケを監督がやるのが大変!
監督:なので、みんな見学室で「ブーケ」とか言ってもらって、監督が後でまとめて数える形式にしたいと思います。
テオ=クラウゼルビット:なるほどな
テオ=クラウゼルビット:全て分かった
雨籠のどか:了解しました
監督:ブーケは遠慮なくなげてくださいね!
監督:あとは、一応全体の流れについての説明!
監督:セッションによってはシナリオセッティングという、「この流れに沿った形でやってね」という大まかな流れを設けることもできるんですけど、
監督:今回はそれはないです! 自由! オールフリー!
監督:なので、2シーン→幕間→戦闘→カーテンコールという流れには従ってもらうことになるんですけど、
監督:各シーン、どんなシチュエーションでやるかはそれぞれのペアで相談して、好きにやってねという感じです。
監督:ここまでで質問とかありますでしょうか!
テオ=クラウゼルビット:全ての理解者
雨籠のどか:大丈夫です
やられ:今んとこダイジョブなはず!困ったら聞く!
監督:大丈夫そう!
監督:それでは、ステラバトルの開始をここに宣言いたします!

【プロローグ】

『銀剣のステラナイツ』

舞台の幕は上がらない
喝采の声はない
これより始まるのは、世界を喰らう侵略者との戦い
異端の騎士が現れる
心と願いを歪ませた、星喰の騎士が現れる
此度の決闘、願いの決闘場(フラワーガーデン)に咲き乱れるは、
黒のオダマキ、黒のバラ、白のオダマキ
そして舞台の中央に咲くは、一輪の歪な白のアネモネ

銀剣のステラナイツ

願いあるならば剣をとれ
二人の願い、勝利を以て証明せよ

【第一章】


【Scene1-1:雨籠のどか/タキガワ・チトセ】


監督:まずは自己紹介からお願いします。自己紹介は、ブリンガー・シースの順で、ブリンガーはキャラシート貼った後に簡単なキャラの紹介とゲーム的なキャラ性能も触れていただきたいです!
雨籠のどか:はい
雨籠のどか
キャラシート
雨籠のどか:幾つもの世界が重なり、それは崩れ落ちていく
雨籠のどか:それを私は見ている事しかできない
雨籠のどか:この街に流れ着く人々の悲しみを想う時
雨籠のどか:私は涙を流してしまうのです
雨籠のどか:雨籠のどか
雨籠のどか:フィロソフィア大学に通う学生です
雨籠のどか:専門は医療機械技術
雨籠のどか:失ったものを取り戻す技術として、この分野を志しました
雨籠のどか:少し泣き虫な感じの女性です
雨籠のどか:花の色は黒、花の種はオダマキ
ぽぽ:戦場をとにかく移動して攻撃していくのと 味方へのダメージを軽減させたりもできる感じです
雨籠のどか:異世界からきた少女との交流を通して仲良くなりたいです
雨籠のどか:よろしくお願いします
タキガワ・チトセ:私、タキガワ・チトセ!
タキガワ・チトセ:けっこう前に、事故に遭っちゃって、身体の左側がなくなっちゃったんだけど、蒸気の機械でなおっちゃったんだ!
タキガワ・チトセ:蒸気機械の身体はメンテンナンスもいるけど、のどかおねーちゃんと知り合えたし、
タキガワ・チトセ:あと、蒸気をうなじの辺りから出すこともできるんだよ!(ぷしゅー)
タキガワ・チトセ:ステラナイト?のシース?っていうのになったらしいんだけど、
タキガワ・チトセ:とにかくのどかちゃんといっぱい遊べるので、とてもシアワセ!
タキガワ・チトセ:そんな感じの小学生女子です!よろしくおねがいします!
監督:どんなシチュエーションをやる予定か、ブリンガーさん教えていただけますでしょうか!
雨籠のどか:はい
雨籠のどか:チトセちゃんの定期検査の日
雨籠のどか:メンテナンスと動作確認もかねて街へ遊びに行く事になりました
雨籠のどか:ですのでチトセちゃんの行きたいところをのどかが案内するというイメージで行きたいと思います
監督:了解です! ではさっそくシーンを始めていきたいと思います。

雨籠のどか:大学の医療受付で外出手続きをすませた
雨籠のどか:少女と会うのは何度目になるだろうか
雨籠のどか:いつも明るく笑うこの子との会話は雨籠のどかにとっては
雨籠のどか:とても楽しみな事なのだ
雨籠のどか:「お待たせしました、チトセちゃん」
雨籠のどか:「体の調子はどう?」
タキガワ・チトセ:「ん! すごい調子いいー! のどかちゃんのおかげ!」
雨籠のどか:「それは良かったです」
タキガワ・チトセ:「ね、ね! 今日はお外でたくさん遊べるんでしょ!」
雨籠のどか:「ああ、こちらの技術とのすりあわせが上手く行っているようで」
雨籠のどか:「はい、そうですよ」
タキガワ・チトセ:ぷしゅー、と排気音がする。今日の外遊にはしゃいでいるようだ。
雨籠のどか:「どこへでも好きな場所へ行けますよ」
雨籠のどか:「ふふ…」
雨籠のどか:「でも無茶はしないでね?」
タキガワ・チトセ:「うん、大丈夫! というか……」
雨籠のどか:「どうかしましたか?」
タキガワ・チトセ:「無茶しちゃっても、のどかちゃんがいるんでしょ? ならへーき!」
タキガワ・チトセ:「もちろん、心配かけないようには、気をつけますけど……」
雨籠のどか:「勿論です。私が居る限り心配などありませんとも」
タキガワ・チトセ:「で、今日いきたいところの話! この都市の名物、アーセルタワーの展望台!」
タキガワ・チトセ:「あそこから、この町をいっぱい見てみたいの!」
雨籠のどか:「まあ、それは素敵な提案ですね」
タキガワ・チトセ:「ふふー」
雨籠のどか:「展望台から見渡す街はとても綺麗なの」
雨籠のどか:「ぜひ見てもらおうと思っていたのだけれど。流石はチトセちゃん」
雨籠のどか:「目の付け所が良いわ」
雨籠のどか:「ではレッツゴーです」
タキガワ・チトセ:「ゴー!」

タキガワ・チトセ:[
タキガワ・チトセ:「すごいすごい! 街の人達がみんなアリさんみたい!」
雨籠のどか:「あら、アリさんですか?」
雨籠のどか:「では、私達もアリさんの仲間ですね」
雨籠のどか:「ではでは、小さなアリのお嬢さん、甘いお菓子はいかがかしら?」
タキガワ・チトセ:「うん!私達も、上から見たらアリさんみたいなんだろうね!」
タキガワ・チトセ:「お菓子! ほしい!」
雨籠のどか:売店のコーナーを指さします
雨籠のどか:「アイスクリーム?それともフワフワの綿菓子?」
タキガワ・チトセ:目を輝かせ、ぴょんぴょんと跳ねます。
タキガワ・チトセ:「んー、パキってわるアイス!」
タキガワ・チトセ:「2つくっついたのを、割ってね、のどかちゃんと分け合うの!」
雨籠のどか:「まあ、それは素敵な提案ね」
雨籠のどか:手を繋いで売店の方へ行きます
タキガワ・チトセ:つないだ左の手は、生体スキンのおかげで感触こそやわらかいけど、
タキガワ・チトセ:あくまで義手なので、少し握り方がぎこちなかったりします。
雨籠のどか:目に少し涙が溜まるのをグッとこらえます
雨籠のどか:(この世界の技術が適合して本当に良かった…)
タキガワ・チトセ:「? のどかちゃん、大丈夫? お腹痛い?」
雨籠のどか:その手をしっかりと握ります
タキガワ・チトセ:自分の義手のことが理由だとはつゆ知らずも、のどかの表情の変化には気づいた模様
雨籠のどか:「あら、ごめんなさい。大きなアリさんは甘いアイスの事を考えてお腹が空いてしまったみたい」
雨籠のどか:売店でアイスを買いチトセに渡します
雨籠のどか:「だからチトセちゃんに早く割って欲しいな」
タキガワ・チトセ:「うん!」
タキガワ・チトセ:パキっと割り、アイスをのどかに渡します。
雨籠のどか:(大丈夫、こんなにも器用に動いている)
雨籠のどか:「ありがとう、チトセちゃん」
タキガワ・チトセ:「ふふふ、おいしい?」
雨籠のどか:「とっても」
雨籠のどか:「あら?このアイス、両方で味が違うのね?」
タキガワ・チトセ:「色が違うから、そうかも!」
雨籠のどか:のどかが手に持ったアイスは黄色っぽい
雨籠のどか:「これはチョコバナナっぽい味がする」
雨籠のどか:「多分」
雨籠のどか:「チトセちゃんのは何味?」
タキガワ・チトセ:「こっちは赤いけど、いちご……かな!」
雨籠のどか:「ちょっと交換してみない?」
タキガワ・チトセ:「そう来ると思ってました! どうぞ!」
雨籠のどか:一口齧ってみる
雨籠のどか:「うーん、あんまり変わらない?」
雨籠のどか:「こちらもどうぞ」
タキガワ・チトセ:「あむ……むぐむぐ……」
タキガワ・チトセ:「これ、レモンじゃない? チョコバナナじゃないよ!レモン!」
雨籠のどか:「あっ、なるほど」
雨籠のどか:「うーん、味に関してはチトセちゃんの方が敏感ね」
タキガワ・チトセ:「ふふん!」
タキガワ・チトセ:自慢げそうに、シューッと蒸気が出ます。
雨籠のどか:「ふふ、元気でよろしい」
雨籠のどか:「では、元気なお嬢さん。街を見渡して行きたいところが沢山できたのではないですか?」
雨籠のどか:「味音痴な私で良ければおススメを案内したいと思うのですが」
雨籠のどか:「いかが?」
タキガワ・チトセ:「のどかちゃんのエスコート!」
タキガワ・チトセ:「頼みたいです!」
雨籠のどか:「では、雨籠のどかプロデュース、市内観光バスツアーと参りましょう」
タキガワ・チトセ:「バス! バスだいすき。あれも蒸気で動いてるのかな?」
雨籠のどか:「それが気になるとは、チトセちゃんも研究者向きかも知れませんね」
タキガワ・チトセ:「のどかちゃんと一緒!」ぷしゅーっと、蒸気がたくさん出て、のどかさんのメガネが曇る勢いです
雨籠のどか:「一緒です」
雨籠のどか:さりげなくチトセの口の周りをウェットティッシュで拭いてあげたりもして
タキガワ・チトセ:それは今日の外出で、一番の蒸気の量。
タキガワ・チトセ:それだけ、のどかという年上のお姉さんと一緒になれたことが嬉しかった証。
雨籠のどか:のどかはそんなチトセの様子を見て嬉しくて少し泣いてしまうのだった
雨籠のどか:メガネの曇りで涙は見えないけれど

ブーケ総数:22

【Scene1-2:テオ=クラウゼルビット/草谷 木乃香】


監督:では、2組目! 先ほどと同じような感じで、自己紹介お願いします!
テオ=クラウゼルビット
キャラシート
テオ=クラウゼルビット:テオ=クラウゼルビット。誇り高きエルフ(200歳)です。
テオ=クラウゼルビット:能力的には自分が長生きして周りも助けるヒーラー型です。
テオ=クラウゼルビット:遥か深き森で優雅に暮らしていたら、突如世界が滅んで一人ぼっちになりました。
テオ=クラウゼルビット:基本的に定命の者を見下しているので、横柄な態度をとります。
テオ=クラウゼルビット:絶対に横柄な態度をとるぞ!信じよう!
テオ=クラウゼルビット:最近の悩みは従者が自分をめちゃくちゃ舐めてることです。
テオ=クラウゼルビット:絶対に負けないぞ!信じよう!
テオ=クラウゼルビット:「いい加減にしろ!俺は1人で朝起きれる!」
草谷木乃香:草谷木乃香(くさたに このか)
草谷木乃香:スポーン・オブ・アーセルトレイに通う高校生、一級市民です。
草谷木乃香:……まぁ、テオさんには先にこの地に住んでいただけで何が一級だって言われてしまうのですけど
草谷木乃香:はいはい、エルフのテオさんの方が上等ですとも。凄い凄い。
草谷木乃香:テオさんと出会ったのは偶然で……ちょうどテオさんがこちらに流れ着いたころだったんでしょうね
草谷木乃香:とても傷ついてて、しょげてて、かわいそうで
草谷木乃香:その時に手を差し伸べたら気に入られて、従者にしてやるといわれて……
草谷木乃香:で、今は一緒の学校に通いつつ従者なんてやっています。
草谷木乃香:……急に従者になって戸惑いはないのか?ですか?
草谷木乃香:……んー
草谷木乃香:好きなんですよね
草谷木乃香:捨てられてた犬の世話とかするの…かわいくて。
草谷木乃香:さて、では今日も寝坊介な主人でも起こしに行きますか。
監督:自己紹介ありがとうございます!
監督:どんなシチュエーションをやるご予定でしょうか!
草谷木乃香:同居している主人を朝起こしにいきます。年寄なんだから早く起きてほしいものですね。
テオ=クラウゼルビット:寝てます
監督:なるほど。では、シーン1よろしくおねがいします!

監督:【Scene1-2:テオ=クラウゼルビット/草谷 木乃香】
草谷木乃香:???テオの部屋
草谷木乃香:カーテンで閉ざされた暗い部屋
草谷木乃香:そこにシャー、とカーテンがスライドする音と共に突如眩い朝の日差しが流れ込む。
草谷木乃香:「さぁ、テオさん起きてください、朝食の用意が出来ていますよ」
テオ=クラウゼルビット:「んん…嫌だ…」
テオ=クラウゼルビット:「絶対に起きないぞ…」
草谷木乃香:「…あぁ、やはり」
草谷木乃香:「一人で起きられないんですね…」
草谷木乃香:悲し気な視線
草谷木乃香:「起きるのにお手伝いは?体を起こして差し上げましょうか?」
テオ=クラウゼルビット:「ん、んん、ちょっ…待て…」
テオ=クラウゼルビット:「おい待て、やめろ、わかった起きる」
草谷木乃香:「私、一人で起きられるからといったので信じていたんですよ」
草谷木乃香:「起きるといった時間を大幅に過ぎていても、きっと主人は約束を果たしてくれると」
草谷木乃香:「健気に、それはもういじらしくお待ちしていました、なのに、それでもこない」
テオ=クラウゼルビット:「わかった、わかったから手を離せ、おい!俺を介護するな!」
草谷木乃香:「はいはい、分かりましたからさっさとこちらへ、主人への思いも朝食も冷めていますけどさぁ朝食を」
草谷木乃香:テオを起こして引っ張って、朝食の席へと連れ出します。テーブルには一人分の朝食。
テオ=クラウゼルビット:「全くこの俺を叩き起こした挙句冷めた朝食とは…」
テオ=クラウゼルビット:「ん、お前の分はどうした」
草谷木乃香:「食べましたけど?」
草谷木乃香:「我ながら暖かくて美味しかったですよ」
テオ=クラウゼルビット:「食べましたけど!?」
テオ=クラウゼルビット:「お前、主より先に飯を食う従者がどこにいる!どういうつもりだ!」
草谷木乃香:「……先ほど言ったことお忘れになりました?または聞こえていなかった?」
草谷木乃香:「テオさん、起きるのが大幅に遅れているんですよ」
草谷木乃香:時計を指させば、確かに針がいつもより大幅に進んでいる、学校の時間がヤバい
テオ=クラウゼルビット:「なっ、だがそんなことで…」
草谷木乃香:「エルフの方の感覚からするときっとミリ秒の誤差なんでしょうね、すみませんこちら短命種なもので」
テオ=クラウゼルビット:「いや…お前そういう言い方は…」
テオ=クラウゼルビット:「………」
テオ=クラウゼルビット:「………ご、ごめ…」
草谷木乃香:「なので」
草谷木乃香:「先に学校に行っていますね?どうぞテオ様は優雅に冷めた朝食を」
テオ=クラウゼルビット:「お、おい待て!俺も行くに決まってるだろう!」
テオ=クラウゼルビット:急いで着替えたりします
草谷木乃香:「食器は置いておいてくだされば帰った時綺麗にしておきますので、では」
テオ=クラウゼルビット:朝食はサンドイッチなので立ったままもそもそ食べます
草谷木乃香:急ぐテオをなんのその、外への扉を開いてすったたたー
テオ=クラウゼルビット:冷めても美味しい
テオ=クラウゼルビット:「待て!いやマジで待てお前おい!」
テオ=クラウゼルビット:もぐもぐどたばた

テオ=クラウゼルビット:「はあ…はひっ…お前…お前!ほんとお前!そういうとこだぞ!」
テオ=クラウゼルビット:「普通、実は待ってたりするだろ!!」
草谷木乃香:後ろから聞こえてくると怒号と、ぜひぜひという荒い呼吸に、くるりと振り返る。
草谷木乃香:「ふぅ……また随分急いで、テオさん顔とか洗いました?」
草谷木乃香:「……いえ、洗っててもその汗じゃ意味もないですねハンカチとかも持ってないでしょ?はいどーぞ」
草谷木乃香:ハンカチを差し出す。
テオ=クラウゼルビット:「はあ…誰のせいだと思っている……」
草谷木乃香:「んー……」
草谷木乃香:「朝寝坊するお爺さん?」
テオ=クラウゼルビット:「お前無礼に際限が無いな!?俺を年寄り扱いするんじゃない!!」
テオ=クラウゼルビット:「朝寝坊は…まあしたが…」
テオ=クラウゼルビット:「俺は誇り高きエルフだぞ!貴様ら定命の者の尺度で量ろうなどと」
草谷木乃香:「あらすいません、テオさん、まだまだお若く見えますものね、失礼をば」
草谷木乃香:「ところで走って疲れたでしょう?まだ動けます?おんぶしましょうか?おとし…誇り高きエルフは国の宝ですものね」
草谷木乃香:テオに向かってしゃがみ、乗ります?と首をかしげている
テオ=クラウゼルビット:「こ、の……」
テオ=クラウゼルビット:──これさえなければ
テオ=クラウゼルビット:この、俺を舐めた行動の数々さえなければ、仕事の出来る優秀な従者なのに……
草谷木乃香:「……それとも」
草谷木乃香:「これぐらいの手助けで十分ですか?」
草谷木乃香:そっと、手を差し出して
テオ=クラウゼルビット:「………ああ、それでいい」
テオ=クラウゼルビット:手をとり、ちょっと強めに握ります
テオ=クラウゼルビット:──これさえなければ
テオ=クラウゼルビット:気まぐれに、俺の横に立つに相応しい姿を見せるから
テオ=クラウゼルビット:いつまでもクビにすることができないのだ
草谷木乃香:「………あら」
草谷木乃香:強く繋がれた手を見れば、少しきょとんとし、くすりと笑う
草谷木乃香:「……テオさんにしては素直でかわいいじゃないですか、ふふ」
草谷木乃香:小バカにした態度は崩さず、ただ少し、いつもよりもなんだか少し嬉しそうで
草谷木乃香:「ところで」
草谷木乃香:「テオさんのお若い脳は覚えていますか?今が遅刻かどうかの瀬戸際ということを」
テオ=クラウゼルビット:「あっ」
テオ=クラウゼルビット:「いや待て俺今息が切れて」
草谷木乃香:「ハンカチ、しばらく持っておいてくださいね、いえなに、また使いますから」
草谷木乃香:「それ、命短し短命ダーッシュ」
テオ=クラウゼルビット:「お、おおおまえほんとそういうとこだぞおまええええ」
草谷木乃香:こちらもまた強く、テオの手を握りだし駆けだす。
草谷木乃香:テオさんには見えないんですけど
草谷木乃香:私今、とっても笑顔です。

ブーケ総数:19

【Scene1-3:ガンドッグ/牙城アキラ】


監督:まずは、自己紹介! また同じ感じで、キャラシの後に、ブリンガー、シースの順でお願いします
ガンドッグ:ガンドッグ
ガンドッグ:こちらの世界だと、どうも苗字なんてものが足りないようだがこれが俺の名前の全てだ。
ガンドッグ:常に戦ばかりをしていた世界が滅びてこちらに流れ着いてきた。
ガンドッグ:元々の世界では軍人…とはいえそれぐらいしか男に職なんて無かったな。
ガンドッグ:今はアーセルトレイ公立大学付属高等学校に通っている。
ガンドッグ:師匠…牙城アキラとはこちらに来てからゲームセンターで知り合った。
ガンドッグ:何をどうすればいいか分からず立ち尽くしていたところ、師匠に話しかけれてな
ガンドッグ:それからはその時に教えられたゲーム、「グラウンドファイター」に師匠共々どっぷりだ。
ガンドッグ:知っているか?格闘ゲームというやつなんだが……その……なんだ?戦いが面白い、そんなことを感じるようになって……うん……
ガンドッグ:……すまん、説明は苦手なんだ。一度やってみるといい。きっと楽しい。
ガンドッグ:まだまだ不慣れだがいつかは師匠を追い越してやる。まぁ見てろ。
ガンドッグ:師匠、今日も特訓を頼む。
ガンドッグ:んで性能は黒薔薇のアタッカー、デュエルで1対1に持ち込んで殴って殴られてカウンターというロマンを夢見ている。格ゲー的な動きを狙う!
ガンドッグ
キャラシート
牙城アキラ:牙城アキラ
牙城アキラ:まあ、なんてことない学生だ
牙城アキラ:趣味はガンすけが言ったようにゲーム
牙城アキラ:授業をサボってゲーセンに行くことも結構あるぜ
牙城アキラ:腕の方はそこそこ自信があるって感じ
牙城アキラ:見慣れないやつが不思議そうにゲーム画面を見てたから誘ってみたら異世界出身だったんで
牙城アキラ:割とビビったね
牙城アキラ:まあ、イイ奴だったんでそっからつるんでる
牙城アキラ:おかげでサボりが増えたけど、まあ楽しいからいいやって思ってる
牙城アキラ:俺と違って一つのゲームにあれだけ熱中できる奴って…スゲェよな
牙城アキラ:ま、よろしくな
監督:OKです!
監督:ではシーンのシチュエーションを簡単に教えてください
ガンドッグ:日曜日、ゲーセンでグラウンドファイターしてから師匠の家に梯子で家庭用グラウンドファイターやりに行ってる感じで
監督:グラウンドファイターづくし! 了解です
監督:ではシーンの開始線を打つので、よろしくおねがいします!

ガンドッグ:夜が過ぎ、朝日が昇る日曜日…改め月曜日
ガンドッグ:小鳥たちはチュンチュンとのどかに囀る。
ガンドッグ:しかし!
ガンドッグ:そんなことなど露知らず!!
ガンドッグ:男達は手に汗握る戦いをしていた!!!
ガンドッグ:『ウーアッ ウーアッ ウーアッ ウーアッ…』
ガンドッグ:ドレイク・ジョーの必殺アッパーを食らい、軍人カーネル・スパークが何度も響く断末魔とスローモーに宙を舞う!決着だ!
ガンドッグ:それと共に、決着を受け入れられぬ傷だらけの男が吠える。
ガンドッグ:「うおおおおおぉおっ!!立て!カーネル!!それでも軍人か!!起き上がれ!一太刀浴びせろ!」
ガンドッグ:「大体なんでこんな街中で戦っている!そちらの作戦じゃないのか!銃を不用意に撃たせない作戦だろ!そっちの!そんなものに乗るな!」
牙城アキラ:「おいおい、ガンすけェ!言いがかりはよしてもらおうかァ!?」
牙城アキラ:「男と男が大地の上で戦う、拳で!」
牙城アキラ:「それがGF(グラウンドファイト)ってやつだろう」
牙城アキラ:「不用意にジャンプしてきたお前が悪いのさ!」
ガンドッグ:「ぐっ……師匠!」
ガンドッグ:「そうだな………すまない、スパークもそのルールに則り戦っていたハズ…負けが込んで熱くなってしまった」
ガンドッグ:しゃっ、とA4ノートに線を引く、負けの数なのだろう、師匠は白く、ガンドッグの側はとても黒い
牙城アキラ:「うーん、しかし」
牙城アキラ:とノートを覗き込む
牙城アキラ:「たまに訳の分からん強さを発揮するな、ガンすけは」
牙城アキラ:通常格闘ゲームの腕前にこれほど差があるならば
牙城アキラ:まぐれ勝ちというものは存在しない
ガンドッグ:「当然だ……俺もまた兵士……何度も死線を潜り抜けてきた」
牙城アキラ:「そういうモンかなあ」
ガンドッグ:謙遜するでもなく、言い放つ。
ガンドッグ:「師匠の動きだってなんども捉えている」
ガンドッグ:「あとは…あとはスパークが俺の動きについてこれさえすれば師匠のドレイクにだって負けはしない」
ガンドッグ:そういいながら、スタートボタンをぽちり 『コンティニュー!』
ガンドッグ:「そうだ…スパークさえついてこれれば…聞いているのかスパーク!!もう一度だ!!立て!!」
牙城アキラ:「ぷっ!はははは!そりゃガンすけの動きを再現されたらヤベーな!」
牙城アキラ:「だが、まずは大技狙いをやめるとこからだなー」
牙城アキラ:キャラ選択 ヤンヤン!
牙城アキラ:スピードタイプの少女モードとパワータイプのパンダモードの切り替えができる
ガンドッグ:(……女性か!体格差もある!勝てる!)
牙城アキラ:「いくぜ!スピードの差を見極めろよ」
ガンドッグ:「任せろ師匠!俺にはすべてが見えている……!レディー!!」
牙城アキラ:「GO!」
牙城アキラ:速攻で下段スライディングで相手のガードを誘う
ガンドッグ:しゃがんだのを見れば、迷わずこちらもしゃがみガードを行う。
牙城アキラ:(こういうトコが面白ェんだよな!)
ガンドッグ:(そして、カーネルには下にレバーを押しため込むことで放てる技がある……)
ガンドッグ:『サマーソルッスパーク!』
牙城アキラ:「うぉッっとォ!」
牙城アキラ:技を喰らうがヤンヤンは立て直しが早いキャラ
牙城アキラ:「そういう大技を直ぐ使っちゃうとこが!」
牙城アキラ:パンダモードに以降し着地を待ち構える
牙城アキラ:「まだまだかな~」
ガンドッグ:「うおーしっ!攻撃と防御、防御と攻撃を一体に!こういうことだろうが師匠ォ!」
ガンドッグ:思わず自身の体も揺らしながら攻撃を当てたことに喜ぶ。
牙城アキラ:「そこから動けりゃね」
牙城アキラ:『バンブーサイクロォン』
ガンドッグ:「……んなっ!スパーク!!構えっ…」
ガンドッグ:レバーを後ろに押し込み、防御をした!…そのはずだった
ガンドッグ:「またお前は!!!そこから!!防げないのかーーー!!」
牙城アキラ:そこから無常なコンボが続くのであった
ガンドッグ:『ウーアッ ウーアッ ウーアッ ウーアッ…』
ガンドッグ:「…これ……でっ……99敗……?部隊が壊滅じゃないか……」
ガンドッグ:シャッ、A4ノートには再び黒線が追加される。
牙城アキラ:「兵の数で負けを数えるやつ、初めて見た」
牙城アキラ:自販機で勝った冷たい炭酸ドリンクのガンドックに投げる
牙城アキラ:買った
ガンドッグ:パシリ、と投げ渡されたドリンクを受け取れば開けて飲む。
ガンドッグ:投げ渡されたので少し吹きこぼれたが気にせずごくごく。
ガンドッグ:「ふぅっ……すまない師匠、糖分が行きわたったらもう一戦…んぐふっ」
ガンドッグ:…ドリンクを飲むついでに、何かをちらりと見て、むせる。
ガンドッグ:「師匠!時間!」
牙城アキラ:「はぁ?時間?」
牙城アキラ:と時計を見る
ガンドッグ:1限目まであと10分、そんな感じの時間だ
牙城アキラ:「げぇッ」
ガンドッグ:「教科書!鞄!師匠の家だから無し!知るか!師匠!車を出してくれ!マッハで行くぞ!」
牙城アキラ:「車って、流石に運転できねーよ!ギャラクティカレーサーじゃねえんだ」
ガンドッグ:「ギャラ……?えぇい!自転車なら隣町の行く時用にあるだろう!俺が師匠を乗せて漕ぐ!」
牙城アキラ:「無免許運転よりマシか!」
牙城アキラ:壁のキーボックスから自転車の鍵を取って投げ渡す
牙城アキラ:「生徒指導とか風紀に見つかるとヤベー!裏門を目指す!」
ガンドッグ:パシ、と受け取ればさっさと部屋から出てガチャガチャと自転車を出し。
牙城アキラ:わたわたと走って追いつく
ガンドッグ:「了解だ師匠!地形は事前に把握している!近道を使うから降り落されるなよ!」
牙城アキラ:「て、手加減してくれよ!マジでな!」
牙城アキラ:後ろに乗ってガンドックにしがみつく
ガンドッグ:「いつもの師匠ぐらいに手加減してやる!」
牙城アキラ:「今、自分の行いを超絶反省した!」
ガンドッグ:しがみついたのを確認すれば、足に力が込められ…いっそ車の方が安全だったのでは、という勢いで自転車が走り出す。
牙城アキラ:「う、うわああああああああああああああああああッ!?」
ガンドッグ:俺はガンドッグ
ガンドッグ:戦うために鍛えたこの体
ガンドッグ:今は、もっと楽しいもののために使っている。
牙城アキラ:俺は牙城アキラ
牙城アキラ:特に何をするでもなく過ごしていた
牙城アキラ:今は、もっと楽しいことが起こるんじゃないかって思ってる

ブーケ総数:20

【Scene1-4:/リリラ・レ・リリル/風魔ゆかり】


監督:ではブリンガーさんから、自己紹介お願いします! 同じ感じで!
リリラ・レ・リリル:はい!
リリラ・レ・リリル
キャラシート
リリラ・レ・リリル:すでに滅んだ、リリパットという小人といわれる人種の集まる国の出身なのです!
リリラ・レ・リリル:元は騎士でありましたが、今は大学生! 背丈が1m前後といえど立派な二十歳なのですから!
リリラ・レ・リリル:え?目の周りと後ろ髪しか露出していない?
リリラ・レ・リリル:「常在戦場」がモットーですからね! 鎧と兜を常に身につけるのは当然なのです!(ガシャンガシャン)
リリラ・レ・リリル:故郷はなくなってしまいましたが、リリパットを取り戻すのではなく、今あるものを大事に、守っていきたいのです。
リリラ・レ・リリル:(性能は秘密だよ。なぜならエクリプス!)
風魔ゆかり:風魔ゆかり、シトラ女学院に通う流浪のSAMURAIでござる。
風魔ゆかり:SAMURAIというのは拙者の生まれた国の言葉で、正々堂々を旨とする戦士のことでござるよ。
風魔ゆかり:生まれは何処か?…いやぁ、言っても分からんと思うでござるよ。
風魔ゆかり:随分遠いところであるからして。にっはっは
風魔ゆかり:趣味は暗器の手入れと情報収集、それからリリラ殿の護衛でござる。
風魔ゆかり:リリラ殿はあれで少し抜けてるところがあるので、目が離せないんでござるよ。
風魔ゆかり:いや、まぁ四六時中全身鎧でござるから普通にしてても中々見失ったりはしないでござるが。
風魔ゆかり:おっと、そんなことを言ってる間にもうこんな時間でござる。趣味を始めねば。
風魔ゆかり:では拙者、これにてドロン!
リリラ・レ・リリル:シチュエーションは、ずばり「買い食い」です!よろしくおねがいします!
監督:はい、よろしくおねがいします! ではシーン開始で!

リリラ・レ・リリル:「今日の大学の講義も有意義だったのです」
リリラ・レ・リリル:内心でつぶやくつもりが、口に出ていることに気づかないリリラは、荷物をまとめ、席を立ちます。
風魔ゆかり:「いやはや、リリラ殿はまこと勉学熱心でござるなぁ。拙者感服でござる!」
風魔ゆかり:既に横にいます。
リリラ・レ・リリル:「おぉ、ゆかり殿。いつも素早い。まことSAMURRAIという者は機敏なのですね」
リリラ・レ・リリル:あまり気にした風はなく、突如現れたゆかりをそのまま受け入れます。
風魔ゆかり:「お褒めに預かり恐悦でござる。なに、拙者多少の影さえあれば大抵の場所はヒョヒョイのヒョイでござるからな」
風魔ゆかり:SAMURAI流影渡りの術です
リリラ・レ・リリル:「ところで、今日はこのまま帰途につくつもりなのですが、今日もゆかり殿は共に来てくれるのですか?」
風魔ゆかり:「勿論でござるよ!リリラ殿をお1人で帰すなどとてもとても!」
風魔ゆかり:「なんたって友達ですからな!拙者とリリラ殿は!」
リリラ・レ・リリル:「そんなに心配はいらないのですけどね、私も騎士という身分の一人、迷子になるのなんて週に一回ほどなのですから
リリラ・レ・リリル:「そうですとも、友達なのですから、共に下校などは当然ですね」
風魔ゆかり:「そう、友達!では早速帰りましょう!」
風魔ゆかり:(いやはや全く、拙者が付いていながら未だに週一で迷子になるんだから驚きでござるなぁ!)
リリラ・レ・リリル:(帰りの付き添い、どこか保護者のような印象をうけるのですが、きっと気の所為でしょう。友達なのですから……!)

リリラ・レ・リリル:夕暮れの帰り道。斜陽の照らす石畳の道路の横に、店が立ち並んでいる。
リリラ・レ・リリル:「くんくん。いい匂いがするのです。ゆかり殿、時にお腹がすいてないですか?」
風魔ゆかり:にんにん。周囲に敵はなしでござる。
リリラ・レ・リリル:「いや、決して私のお腹がすいて居るという話ではないのですがね!」(ガシャンガシャン)
風魔ゆかり:「えっなに?お腹でござる?」
風魔ゆかり:「…ああ、そういえば拙者結構な空腹でござった!流石リリラ殿には隠し事はできぬなぁ!」
風魔ゆかり:主を立てるのは従者の基本でござる
リリラ・レ・リリル:「おぉ! ゆかり殿『も』なのですね!!」
風魔ゆかり:まあ、流石に買い食いくらいで何か起きることもなかろう
リリラ・レ・リリル:「……! ごほん、今のは噛んだのです。」
リリラ・レ・リリル:「さて、さっそくゆかり殿の腹を満たすお店を探したいのですが……あそこのパン屋でカレーパンなどはどうでしょう!」
風魔ゆかり:(迷い無く指差したでござるな…)
風魔ゆかり:「おお、これはちょうどいいところに!ではせっかくなのでリリラ殿も何か頼まれてはどうですかな」
リリラ・レ・リリル:「! 確かにゆかり殿一人では、寂しい気持ちもわかるのです」
リリラ・レ・リリル:「どれどれ……(カレーパンもおいしそうですが、ここはやはり……)メロンパン!メロンパンを一つ欲しいのです!」
パン屋:「はい、どうぞ。小さな子にも人気のメロンパンですよ」
風魔ゆかり:「んふっ」
リリラ・レ・リリル:「小さな子!? い、いえ、私は大人でありまして!」
パン屋:「あら、ごめんなさいね。大人のお嬢ちゃん」
風魔ゆかり:「いやぁ全く!全く美味そうなパンでござるなぁ!拙者このカレーパン一つ!」
リリラ・レ・リリル:「わかればよろしいのです。ふふん」お嬢ちゃんと呼ばれたことには気づいていない。
リリラ・レ・リリル:「お、やはりゆかり殿はカレーパンですか。良いですね」
パン屋:「はい、カレーパンですよ」
風魔ゆかり:「おっホカホカでござる。これこれ、やはりこれでござるよ」
リリラ・レ・リリル:「では私もせっかくですし、さっそく一口を……」(ワクワク)
風魔ゆかり:!
風魔ゆかり:主殿の手からメロンパンを奪い取り、かぶりつきます
風魔ゆかり:…………
風魔ゆかり:毒は無い
風魔ゆかり:店主の顔を見る。驚いている。何かを隠す表情か?
風魔ゆかり:否。嘘の気配は無い。杞憂か。
風魔ゆかり:僅かに警戒を緩め、主の方へ顔を向ける。
リリラ・レ・リリル:「!? ……!?」楽しみにしていたメロンパンを目前で奪われ、言葉が出ない。
風魔ゆかり:「……あっ」
風魔ゆかり:やっちまったでござる
リリラ・レ・リリル:「あ、あの……ゆかり殿……」ぷるぷると震え、涙さえ目に浮かべている。
風魔ゆかり:やっちまったでござるな!これ!
風魔ゆかり:「リ、リ、リリラ殿!拙者これ、つまりあの……シェアでして!」
風魔ゆかり:ずいっとカレーパンを差し出します
風魔ゆかり:「と、友達同士の、食べ比べ的な…そういうものに憧れがありまして!」
リリラ・レ・リリル:「あっ! あぁ……なるほど……私、てっきり取られたのかと……」
リリラ・レ・リリル:「それはそうですね……そこらへんの機微に疎いもので、申し訳ないのです」
風魔ゆかり:「そんな滅相も無い!はやる気持ちが抑えられなかった拙者が悪いのです!」
風魔ゆかり:「本当に申し訳ない!」
風魔ゆかり:やっべー。やっべーでござる。クセって怖いでござるなぁ。
リリラ・レ・リリル:「それでは遠慮なくいただくのです」本当に遠慮なく、兜の口の部分を開けて、カレーパンの半分くらいを口に含む
風魔ゆかり:毒見もせずに主に飲食物を渡すなど、故郷でやったら一発で斬首でござったからな。身体が勝手に動いちまったでござる。
リリラ・レ・リリル:「おいしいのです」頬に手を当てて味わう様は、油断そのもの。「常在戦場」どころではない。
風魔ゆかり:いやそれにしても全く、リリラ殿は可愛いでござるなぁ
風魔ゆかり:こんな可愛い主いる?拙者、他に知らんでござるよ拙者ほどの幸運者
風魔ゆかり:「にっはっは。良い食いっぷりでござる。ほら、メロンパンの方ももっと食べるでござるよ」
リリラ・レ・リリル:むぐむぐ「こちらも甘みが凄まじく、辛さとのギャップが良いのです、ふふふ」
風魔ゆかり:にっはっは。これこれ、これでござるよ。友達最高でござる。
リリラ・レ・リリル:「友達と食べるご飯ということもあって、大変おいしいのです」味わうように、ゆっくりと噛み締めている。
風魔ゆかり:──────
風魔ゆかり:その後、責任を持ってリリラ殿の住む学生寮までお送りしました
風魔ゆかり:(いやぁ……まさか買い食いを4軒をはしごなさるとは!)
風魔ゆかり:(明日こそはまっすぐ帰るでござる。里で奉られてた謎の邪神にも誓うでござるよ。にんにん)
風魔ゆかり:──ちなみに次の日も寄り道したし、リリラ殿は迷子になった。いやはや、にんともかんとも。

ブーケ総数:19(エクリプスのため、戦闘には使用されない)

【Scene2-1:/リリラ・レ・リリル/風魔ゆかり】


監督:シチュエーションはどんな感じにしますか!
リリラ・レ・リリル:はい!なんか、闇落ちしていくシーンをやりたいと思います!
監督:ではそのようにお願いします!

風魔ゆかり:「やあやあ今日も良い天気でござるなぁリリラ殿!これもリリラ殿の日ごろの行いが良いからでござろうよ!」
風魔ゆかり:今日も仲良く帰宅中でござる
リリラ・レ・リリル:「そうですか?私は特段何か良いことをした記憶はないのですが」
風魔ゆかり:「…つまりリリラ殿にとっては当たり前の日常が即ち善行ということでござるよ!にっはっは!」
風魔ゆかり:いやー…最近の主殿は手ごわいでござるな!
風魔ゆかり:以前なら心当たりなどなくとも「そうかもしれませんねーえっへん(ふわふわ)」みたいな反応をするところでござるが
風魔ゆかり:なんだか最近は…少し気が立っているようでござる
リリラ・レ・リリル:「そ、そうですね。多分、ゆかり殿がいうのなら、間違いないのでしょう。ゆかり殿がいうのなら」
風魔ゆかり:「おっ、光栄でござるなぁリリラ殿からそこまで見込まれるとは」
風魔ゆかり:この辺も、依然とは少し違うところでござる。なんというか、拙者のことを重んじすぎるきらいがあるというか…
風魔ゆかり:いやまあそれ自体は大歓迎最高絶頂って感じでござるが
風魔ゆかり:やはりどうも、リリラ殿らしくない言動に見受けられるが…うーむ
リリラ・レ・リリル:「そんなことないですよ。シースである、ゆかり殿を信頼してのことです」
リリラ・レ・リリル:「もちろん、シース以前に友達としての信頼もありますが……!」
風魔ゆかり:こういうとこは相変わらずで可愛いでござる
リリラ・レ・リリル:……そんな折、二人のそばを過ぎた通行人が呟いた。
風魔ゆかり:いやマジ、まず顔が可愛いでござるよな。
風魔ゆかり:身長が低いのも可愛いでござる。
通行人:「いつもの鎧の子だ。剣も持ってて、かっこいいよなぁ」もうひとりの通行人に語りかける。
リリラ・レ・リリル:だが、その言葉は正しくリリラに伝わらなかった。認識が歪められて伝わった。
通行人:「なんだあの子、剣を持ってて危なそうだよなぁ。異世界人らしいし、何するかわかったもんじゃない。野放しにしないでほしい」――そう伝わったのだ。
リリラ・レ・リリル:「……!」もちろん、その言葉が届かぬはずもなく。
風魔ゆかり:全身鎧でやる気満々なのに、言動がぽわぽわしてるのもまた魅力でござるなぁ。
リリラ・レ・リリル:「あなた達、基幹世界の人間だけではない。この世界は、異世界人含めて共に過ごす世界なのに……ッ!」
リリラ・レ・リリル:悔しさに奥歯が砕けそうなほど噛み締め、雫を一つ地面に落とし、脇目も振らずその場を立ち去ってしまうリリラ。
風魔ゆかり:ってえぇ!?
風魔ゆかり:「ちょちょ、待って欲しいでござるよリリラ殿!」
風魔ゆかり:SAMURAI流縮地法で追いかけます
風魔ゆかり:ににんにん!シュシュシュ!
リリラ・レ・リリル:あとに残されたのは、呆然とする通行人ばかり。そして地に落ちた雫が、乾いていく様子だけが残された。

リリラ・レ・リリル:外はすでに真っ暗。リリラの住む寮の部屋で、リリラは膝を抱えて黙っていた。
リリラ・レ・リリル:「……少し、ゆかり殿とお話がしたいのです」そう、ぽつりとつぶやく。
風魔ゆかり:「奇遇ですなぁ。実は拙者もリリラ殿と話がしたかったでござるよ」
風魔ゆかり:にゅるん
風魔ゆかり:ぼとっ
風魔ゆかり:天井から降りてきました
リリラ・レ・リリル:「おぉ。ゆかり殿。こんなところに現れるとは奇遇なのです」
風魔ゆかり:こういうとこほんと好きでござる
リリラ・レ・リリル:特に自分の部屋に現れたゆかりを気にした様子はない。
リリラ・レ・リリル:「……それで、相談なのですが」
リリラ・レ・リリル:「今日足早にゆかり殿を置いて去ってしまったことは申し訳ありませんでした」
リリラ・レ・リリル:「ですが、基幹世界人からの異世界人への差別。それに私はもう耐えられなかったのです」
風魔ゆかり:「…なるほど」
リリラ・レ・リリル:「もちろん、今日だけのことではありません。今までのことが、積み重なってそう思ったのです」
風魔ゆかり:「ふーむ……今までのこと、でござるか」
風魔ゆかり:今までのこと。今までのことなぁ。
リリラ・レ・リリル:「私はご存知の通り、一度滅びた世界から来ました。滅びゆく世界を守れなかったこと、それ自体は悔しいです」
風魔ゆかり:どうもやっぱり、何か変でござるなぁ。何が変って、感情的にはちょっと共感しちゃってることでござる。
リリラ・レ・リリル:「ですが、もう終わったこと。取りこぼしてしまったものです。なので、取り戻せるはずはない。そのように、かつての世界の戦場で学びました」
リリラ・レ・リリル:「だから、それ自体はいい。でも、この悔しさを無為にするのはよくない。だから、この世界を守ろう。『今度こそは』、とそう決意しました」
リリラ・レ・リリル:「……でも、果たして本当に『今度こそ』と守るべき世界は、この世界で良いのでしょうか?」
風魔ゆかり:「リリラ殿、それは」
リリラ・レ・リリル:「この世界に、守るべき価値などあるのでしょうか?」
リリラ・レ・リリル:「私達には、この世界しかないのでしょうか?」
風魔ゆかり:あーこれはいかんでござるな
風魔ゆかり:これはもう、明らかにおかしい。リリラ殿は、如何に思いつめてもこのようなことは言わないお方でござる。
リリラ・レ・リリル:「もちろん、今度のステラバトルには赴きます。時期が差し迫っている中、欠員が出来てはよくないでしょう」
風魔ゆかり:そういう単純で真っ直ぐで、苦しくても前しか向けない人だから主と定めたわけで…これはもうどうにもおかしい。
リリラ・レ・リリル:「では、その次は? その次までの期間、猶予のあるうちにやめるのであれば問題ないのでは?」
風魔ゆかり:あーもうほら聞いたことないくらい早口でござる
リリラ・レ・リリル:「その次も、そのまた次も、私達二人が身を粉にして守るべきほど……この世界に価値なんてあるのでしょうか」
リリラ・レ・リリル:「わからない。わからないのです。ゆかり殿…」
風魔ゆかり:これはつまり、あれでしょうなぁ。
風魔ゆかり:誰かに、何か、されましたな。リリラ殿。
風魔ゆかり:「……リリラ殿」
風魔ゆかり:「そのような悩みを、よくぞ拙者に打ち明けてくれましたな。大変に勇気の要る行動だったと思います」
風魔ゆかり:「ですが、ご安心ください。大丈夫です。問題ありません」
風魔ゆかり:「拙者がいますから」
風魔ゆかり:「リリラ殿の傍には、拙者がいます。必ず、必ず一緒にいます。だから大丈夫です」
リリラ・レ・リリル:「ゆかり殿が、いる……」
風魔ゆかり:「リリラ殿がどんな決断を下しても、拙者は共に着いていきます」
風魔ゆかり:そう。困ったことに、そういうことなんでござるよなぁ。
リリラ・レ・リリル:「ありがとう。ありがとうなのです。私は、良き友を持ったのです!良き人に出会えたのです!」
風魔ゆかり:主殿が何かよからぬことをされたとして、拙者が気付かないはずがないでござる。
風魔ゆかり:つまり、多分これ拙者もとっくにやられちまってるでござるよなぁ。
風魔ゆかり:はぁー一生の不覚。風魔の名が泣くでござる。
風魔ゆかり:「にっはっは、さあほらこれで涙を拭くでござるよリリラ殿」
風魔ゆかり:さっきからリリラ殿の話が胸に響くでござる。拙者、別にこの平和で退屈な世界嫌いじゃないはずなんでござるがなぁ。
リリラ・レ・リリル:「……はい。ゆかり殿がいるなら、きっと、きっとだいじょうぶなのです。そう、強く確信しましたのです」
リリラ・レ・リリル:ハンカチを受け取り、涙を拭く。そして、すっきりとした表情でつぶやく。
風魔ゆかり:泣き顔も可愛いでござる
リリラ・レ・リリル:「ゆかり殿がいるなら、この世界を守らなくたって、万が一この世界を自分たちが壊してしまったとしても、大丈夫なのです!」
風魔ゆかり:「拙者の方こそ、リリラ殿がいるなら、世界がどうなろうと本当はどうでもいいのですよ」
風魔ゆかり:「…でござる」

ブーケ総数:20(エクリプスのため、戦闘には使用されない)

【Scene2-2:雨籠のどか/タキガワ・チトセ】


監督:はい、この組は2シーン目はどんなシチュエーションでやりますか!
ぽぽ:学園の研究室で
ぽぽ:のどかさんが悩んでいる感じで始めたいと思います
監督:了解です。では始めていってもらいましょう!

ぽぽ:フィロソフィア大学 生体医療研究室
雨籠のどか:「…どうして、上手く行かないの」
雨籠のどか:目の前にあるのは異世界の技術を組み込んだ新たな義眼のテスト品である
雨籠のどか:もう無くなってしまった水晶世界の遺産
雨籠のどか:「世界が失われるたびに、技術も失われていくのね」
雨籠のどか:「私では、失われた技術を再生する事も、似たようなものすら作る事が出来ないのか」
雨籠のどか:溜息を吐き椅子に座り俯いてしまう
雨籠のどか:「チトセちゃんの蒸気技術も今は維持できている」
雨籠のどか:「でも、いずれは維持できなくなってしまうの?」
タキガワ・チトセ:ガチャっぷしゅーっ
雨籠のどか:涙が頬を流れ落ちる
雨籠のどか:ハッとして顔を上げます
タキガワ・チトセ:蒸気を発しつつ、現れるチトセ
雨籠のどか:慌てて涙を拭きます
雨籠のどか:「あ、チトセちゃん。いらっしゃい」
タキガワ・チトセ:「こんばんは! 検査結果が出るまで、のどかちゃんと遊んでもいいって話だったんだけど、ここにいたんだね!」
雨籠のどか:「あ、もうそんな時間になっちゃったか」
雨籠のどか:窓の外を見ると陽が陰ってきている
雨籠のどか:随分と研究に時間がかかってしまったようだ
雨籠のどか:「今日は調子はどうですか?」
タキガワ・チトセ:「今日も元気いっぱいチトセだよ!」しゅっしゅっ、と小刻みに蒸気が吹き出ます。
雨籠のどか:チトセの元気な様子をみて少し笑顔になる
雨籠のどか:「そう、それは良かった」
タキガワ・チトセ:「ところでのどかちゃん、もしかして泣いてた?それとも花粉症? ちょっと目が赤い」
雨籠のどか:「あ…ごめんなさい」
雨籠のどか:「少し、上手く行かない事があって」
雨籠のどか:「ダメね。私は泣き虫だから」
雨籠のどか:「せっかく遊びに来てくれたお友達に心配させちゃったね」
タキガワ・チトセ:「ふうん、やっぱり泣いてたんだ……そっか」
タキガワ・チトセ:「でも泣き虫だからって、気にしなくて良いんだよ」
雨籠のどか:「どうして?」
タキガワ・チトセ:「泣き虫さんだって、アリさんだって、虫はみんな一生懸命に生きてるんだもの」
タキガワ・チトセ:「一生懸命生きてる虫さんたちを、笑う人なんていないよ。いたとしても、そういう人の方が悪いんだ」
雨籠のどか:(ああ、そうだ。この子は一生懸命に生きている)
雨籠のどか:(憐みや、同情なんて必要としない)
雨籠のどか:「ありがとう、そう言ってもらえるととても嬉しいわ」
雨籠のどか:チトセちゃんを抱きしめます
タキガワ・チトセ:「ふふふ、暖かい」
雨籠のどか:「チトセちゃんも暖かい」
雨籠のどか:「ふふ」
雨籠のどか:「私、今日はちょっと落ち込んでいたの。失敗ばっかりで」
雨籠のどか:「全部諦めてしまおうかって思ったけど」
タキガワ・チトセ:「そうなんだ……私も鉄棒で逆上がり失敗してばっかりいると、ちょっとしょげちゃうな
雨籠のどか:「あはは、そうそう」
雨籠のどか:「でも、今日は上手く行かなくても。明日からまた頑張ればいいかなって思ったわ」
雨籠のどか:「頑張っていれば笑われる事なんてないんだもの」
タキガワ・チトセ:「うん、頑張ってたらそのうち逆上がりもいっぱい成功するようになるよ!」
雨籠のどか:机の上にある小さな水晶を手に取ります
雨籠のどか:「うん、きっと上手く行くわ。だから今日は楽しく遊びましょうか」
雨籠のどか:「これは、私に笑顔をくれたチトセちゃんへのプレゼントです」
タキガワ・チトセ:「わっ、プレゼント! 嬉しい!」
雨籠のどか:不思議な色に輝く小さな水晶の欠片
タキガワ・チトセ:ぷしゅーっ。研究室の湿度が急激に上昇します。
雨籠のどか:「わあ、大変」
雨籠のどか:メガネが曇ります
タキガワ・チトセ:「のどかちゃん、これはなんていうもの?」上からみたり、下からみたりしています。
雨籠のどか:メガネを拭きながら
どどんとふ:「風魔ゆかり」がログインしました。
雨籠のどか:「それは、ずっと遠くの世界の欠片」
雨籠のどか:「夢の水晶と言われているものなの」
雨籠のどか:「願いを込めて身に着けると夢が叶うと言われていたりもするわ」
タキガワ・チトセ:「素敵!」
タキガワ・チトセ:「ポケットに入れると洗濯しちゃいそうだし、どうしたら身につけておけるかな?」
雨籠のどか:「うーん、そうね」
雨籠のどか:カチャカチャと作業台の上の金具をいじる
雨籠のどか:「うん、即席だけど」
雨籠のどか:水晶を嵌め込む枠とそれにとりつけるチェーンを渡す
タキガワ・チトセ:「あ、よさそう!」
雨籠のどか:「知ってたかもしれないけど、手先が器用なんですよ」
雨籠のどか:首からかけてあげる
タキガワ・チトセ:「ふふふ」首元あたりを触られるくすぐったさに、思わず笑いがこぼれる。
タキガワ・チトセ:「うん、なんかオシャレで大人っぽいかも! クラスの女の子でも、こんなのつけてる子いなかったと思う」
雨籠のどか:「それは良かったです」
雨籠のどか:「何かお願い事も考えておいてくださいね」
タキガワ・チトセ:「うん、考えておくね!」
雨籠のどか:「では、検査の結果が出るまで遊びに行きましょうか」
タキガワ・チトセ:「わかった! いっぱい、いっぱい遊ぼうね!」

ブーケ総数:31

【Scene2-3:テオ=クラウゼルビット/草谷 木乃香】


監督:今回のシーンはどのようなシーンをやるご予定でしょうか!
テオ=クラウゼルビット:テオの自宅であれこれします
テオ=クラウゼルビット:テオが帰宅するところから始めようと思います
監督:あれこれ! わかりました! ではよろしくおねがいします!

テオ=クラウゼルビット:てくてく
テオ=クラウゼルビット:(ふん…1人で帰宅するというのも久しぶりだな)
テオ=クラウゼルビット:いつもは定命の者と一緒に登下校してますが、今日はなんか家事があるからとかいって先に帰られました
テオ=クラウゼルビット:(まあ、たまには静かな時間というのも悪くない)
テオ=クラウゼルビット:(悪くないというか、良い。本来エルフとは孤高の種族…)
テオ=クラウゼルビット:「ん」
テオ=クラウゼルビット:考えてるうちに家に着きました
テオ=クラウゼルビット:ガチャッ
テオ=クラウゼルビット:「ただい」
???:???油断しきったテオの元に???
???:???小さな影が飛び掛かる???
テオ=クラウゼルビット:「ま!?」
???:???その影はいともたやすくテオの胸元に侵入を果たし???吼えた???
:「ワン!」
:つぶらな瞳のワンワンだ!
草谷木乃香:そんな突然のワンワンの登場の後、ゆっくりと家の中から従者が顔を出す。
草谷木乃香:「はいはい、テオさんお帰りなさい、一人で道に迷わず帰れて偉いですね、最近は徘徊する方も多いのに」
テオ=クラウゼルビット:「お前犬っ…いや年寄り扱いっ…!」
テオ=クラウゼルビット:「……この犬はなんだ!」
草谷木乃香:「お年寄りじゃないですか、ん?あぁこちらの方は…」
草谷木乃香:犬に手を向け、真面目な顔で語りだす。
草谷木乃香:「この方、ワンドッグさんという方で、犬に酷似した外見を持つ世界の住人さんです」
草谷木乃香:「元々住んでいらした世界が崩壊し、まだ流れ着いたばかりとのことで、テオさんに無断では悪いと思ったのですが、緊急避難的にこちらの家へ」
テオ=クラウゼルビット:「はぁ…?」
テオ=クラウゼルビット:犬をまじまじと見つめます
テオ=クラウゼルビット:「…………」
テオ=クラウゼルビット:「いや犬だろ!流石に騙されんぞ!」
ワンドッグ:首を傾げ、くぅん?と鳴く
草谷木乃香:「たしかに、ワンドッグさんは発声器官も犬には似ておりますが…」
草谷木乃香:「そのためテレパシーを用いた意思の疎通を図っていただき私はワンドッグさんに現状を教えていただけた次第です」
草谷木乃香:「ワンドッグさん、この家の主に挨拶をせねば、と先ほど意気込んでおり、そのためテオさんに勢い溢れる挨拶をされたのですが……通じていらっしゃらない?」
テオ=クラウゼルビット:「よくもまあぺらぺらと…テレパシーなど欠片も感じん」
テオ=クラウゼルビット:「大体なんだそのやる気の感じられない名前は。ちょっと捻った感じがまたムカつくわ」
草谷木乃香:「テオさん、そちらワンドッグさんに失礼かと思いますが?」
草谷木乃香:「高貴だからと親から授けられたであろう大事な名前を貶してよいものでもないでしょう?私はいい名前だと思いますよ?ワンドッグさん」
草谷木乃香:撫でる
ワンドッグ:「へっへっへっへっ」
ワンドッグ:しっぽぶんぶんぶんぶん
草谷木乃香:「まぁ、そのように親愛の証を示していただけるとは嬉しいです、あらあらうふふ」
草谷木乃香:「しかし……ふむ……テオさんのように、長きに渡る生を受け、高度な知性を持つエルフの方が相手となると」
草谷木乃香:「それに見合った思念を送るのが難しく疎通が図れないのかもしれませんね…」
テオ=クラウゼルビット:「えぇ…?」
テオ=クラウゼルビット:(なんなんだほんと…この与太話はいつまで続くんだ?)
テオ=クラウゼルビット:(いや…それともまさか本当に…?)
テオ=クラウゼルビット:(いやいやいやいや…いくらなんでもないだろう。…しかし、嘘にしても荒唐無稽すぎる)
草谷木乃香:「いえ、ワンドッグさんそのように畏まらず……異文化との交流というのは難しいものです…」
草谷木乃香:「こちらのテオさんは偏屈ご老人なのでそのように謝らなくても大丈夫ですってほんと、あぁ、そのように尻尾をたらさないでください…」
草谷木乃香:テオをそっちのけで犬に対して謝罪をする。
テオ=クラウゼルビット:「偏屈ご老人!?」
テオ=クラウゼルビット:(こいつマジでこいつ…!だが、いくらなんでもありえないだろ!俺は主だぞ!)
テオ=クラウゼルビット:(主に尻向けて犬に主の悪口吹き込むか!?流石にないだろ!)
テオ=クラウゼルビット:(つ、つまり…)
テオ=クラウゼルビット:「まさか、ほ、本当なのか…!?」
草谷木乃香:「さっきから言ってるではないですか、やっと信じてくださる気になったのですね……」
草谷木乃香:「誰からも敬われないテオさんに対し終始真摯に接されたワンドッグさんに対してなんとまぁ…」
テオ=クラウゼルビット:「ぐっ…お前自身に対しては死ぬほど言いたいことがあるが、確かに俺の態度に問題があったかもしれん」
テオ=クラウゼルビット:「…非礼を詫びよう、あー…ワンドッグ…殿?」
ワンドッグ:「ハッハッ」
ワンドッグ:テオのことをガン見している。
テオ=クラウゼルビット:(ううむ、落ち着いている)
テオ=クラウゼルビット:(こうして見ると、佇まいからどことなく知性を感じるような…)
草谷木乃香:「ふんふん…なんとお優しい、特に気にもされてないと、よかったですね、テオさん」
ワンドッグ:「ふんふんっふすふす」
草谷木乃香:「………えぇっ?なんと、そのような!?」
草谷木乃香:普段驚かない木乃香からすると、驚愕ともいっていいような表情でワンドッグと会話をする。
テオ=クラウゼルビット:「…おい、今彼はなんと言っている?」
草谷木乃香:「……あら、失礼しました。はい、では不肖短命で知性も高くない人間が代わりに翻訳をば」
草谷木乃香:「テオさん、ワンドッグさんはこのようにおっしゃっています」
草谷木乃香:「まーた強く押したら簡単な嘘に騙されるのよくないと思うワン」
草谷木乃香:「オレオレ詐欺とかに気を付けてほしいワン」
草谷木乃香:「実際はこの家の近くで段ボールに捨てられていたので拾われてきたワン、飼われたいワン」
テオ=クラウゼルビット:「ほらこうなるんだ分かってたよ!!!!!」
テオ=クラウゼルビット:「お前!俺!主人!それ!犬!お前!」
テオ=クラウゼルビット:「主に尻を向けて犬に主の悪口を吹き込むな!!!!」
草谷木乃香:「そんなにお尻ばかりに気を取られないでくださいH」
草谷木乃香:「でも最後の飼われたいは本当に言ってると思います。確かに」
草谷木乃香:揺るがぬ強い意志。
テオ=クラウゼルビット:「なにがHだはったおすぞ!」
テオ=クラウゼルビット:「とにかく元いた場所に返して来い!」
草谷木乃香:「……ふぅ、強情ですね……いいですかテオさん?テオさんの願いとは?」
テオ=クラウゼルビット:「はぁっ?何の話だ!」
草谷木乃香:「いいですか、これは大事なことなんです、テオさんと私の願いとは?」
テオ=クラウゼルビット:「何を……」
テオ=クラウゼルビット:「…………」
テオ=クラウゼルビット:「…『誰にも傷つけられない世界』」
テオ=クラウゼルビット:「何が、言いたい」
草谷木乃香:「そうです、誰も傷つかない世界……それが私とテオさんを結びつける願い……」
草谷木乃香:「なのに」
草谷木乃香:「今この犬は私たちが拾わないとお外で傷ついてしまいます」
草谷木乃香:「その点こちらの家で飼えばこの子は元気、尻尾もぶんぶん、まさに願いに一歩近づくではないですか」
テオ=クラウゼルビット:「……それは、そういう言い方をすれば…そうかもしれないが…」
草谷木乃香:「よかったですね、犬さん、飼ってくださるそうですよ、名前はどうしましょっか」
草谷木乃香:有無を言わさず犬を抱えてくるくるり
テオ=クラウゼルビット:「おい!俺はまだ納得してないぞ!」
草谷木乃香:「ワンドッグはダサいですからね……」
草谷木乃香:「んー、そのうるうるして泣きそうな目」
草谷木乃香:「そしてちょっと貧弱で情けない体…」
テオ=クラウゼルビット:「おい、話を聞け!大体、その…願いの話を持ち出すのは卑怯だろう!」
草谷木乃香:「……あ、ちょうどいい名前がありました」
草谷木乃香:ぴた、と回転を止め、犬に向かって笑顔で語る。
草谷木乃香:「テオさん……テオさんとかちょうどいい名前じゃないでしょうか、全体的に弱弱しいところが特に」
テオ=クラウゼルビット:「お前一線を越えたな!!!!」
草谷木乃香:「これからよろしくお願いしますねテオさん」
テオ(仮):「わんっ!へっへっへ」
草谷木乃香:「喜んでもらえたようで何よりです」
テオ=クラウゼルビット:「今すぐ訂正しろ!こんなみずぼらしい野良犬に俺の名を与えるなど到底許されん行為だぞ!!」
テオ=クラウゼルビット:「それと俺の身体は貧弱で情けなくなどない!!」
草谷木乃香:「まったく…テオ2さんはわがままですね……じゃあどんな名前にします?」
テオ=クラウゼルビット:「テオ2さん!!??」
テオ=クラウゼルビット:「2はそいつだろう!」
テオ=クラウゼルビット:「…違う!そいつはテオじゃない!」
草谷木乃香:「格付けというものがありますからね……公平なつもりで判断しているつもりですが…どうしても」
テオ=クラウゼルビット:「いや仮に格付けがあるとしても俺が上に決まってるだろ!…そもそも犬と主を比べるな!」
テオ=クラウゼルビット:「くそっ待ってろ今この野良犬に相応しい貧相な名前を考えてやる…」
草谷木乃香:うんうんと唸るテオを見れば、くすりと笑い
草谷木乃香:「……ふふ、あんまり心配がらせても可哀そうですからね」
草谷木乃香:そういうと
草谷木乃香:後ろからテオをそっと抱きしめ
草谷木乃香:「ちゃんと私が一番に気をやって、お世話をするのは貴方ですよ?テオさん」
草谷木乃香:耳元で囁けば、さっと離れて
草谷木乃香:「さ、じゃあ私ご飯作ってきますから、それまでに良い名前考えておいてくださいね?本当にテオさんで定着すると困っちゃいますから」
草谷木乃香:「♪~♪♪~♪」
草谷木乃香:鼻歌交じりにその場を離れる
テオ=クラウゼルビット:「…………いや、だから犬と俺を比べるなと……」
テオ=クラウゼルビット:小声で言ったが、既にその場に従者はおらず
テオ=クラウゼルビット:ただ、背中と耳に、温かな感触だけが残っていた

ブーケ総数:32

【Scene2-4:ガンドッグ/牙城アキラ】


監督:さて、今回のシチュエーションは如何に!
ガンドッグ:平日!ファミレス!
監督:わかりました。ではそんな感じでよろしくおねがいします!

ガンドッグ:???平日昼下がりのファミレス
ガンドッグ:高校生にはおおよそ縁のないそこに、ガンドッグと牙城アキラはいた!
ガンドッグ:「まさか制服着ずに教科書持っていないと遅刻しなくても怒られるとはな……」
牙城アキラ:「まったく心の狭い教員もいたもんだな」
ガンドッグ:「まぁ廊下に立たされたのは幸いだったな、お陰でここに来るまでに障害は何もなかった」
ガンドッグ:「俺は注文決めたが師匠は決まったか?」
ガンドッグ:メニューも見ずにガンドッグはアキラに問いかける
牙城アキラ:「相変わらず即決かよ、ちょっとはメニューを見る楽しみってやつを知った方が良いぜ」
牙城アキラ:「俺はこの季節限定『冬海アンキモパフェ』と」
ガンドッグ:「構わん、あれが一番美味いしな……師匠こそ毎回メニューを変えるじゃないか、お気に入りのメニューとかないのか?」
牙城アキラ:「ハァー?あれってまた肉かよ」
牙城アキラ:「もっと冒険しようぜ?この『激辛雑煮パスタ』みたいにな」
ガンドッグ:「」「肉は俺の血肉になる、つまり俺が強くなる……最強だ」
ガンドッグ:「大体、俺だって冒険しているぞ?今回は胡椒をたっぷりかけて味を変える予定だし」
ガンドッグ:「……あん肝とか雑煮とかこのファミレス師匠がお気に入りの理由が分かるな……なんでそんなメニューがあるんだ?うまいのか?」
牙城アキラ:「いや、初めて食うから全然わからん。多分不味いんじゃねえかな」
牙城アキラ:「でもまあ、変なメニューがある店って良いよな」
牙城アキラ:「この無駄に品数が多いのをコンプするだけでも楽しめるしさ」
ガンドッグ:「ほう……成程な、その好奇心っていうのが師匠の強みでもあるのか……?」
ガンドッグ:「よし、いいじゃないか、今日だけは師匠の冒険につきあってみよう……」 (ぴんぽーん)
店員:「しゃーせー、特盛ミートプレートと今日はどれすか?」
ガンドッグ:「今日はそれといっしょに俺に激辛雑煮パスタを頼む」
牙城アキラ:「俺は季節限定メニューの『激辛雑煮パスタ』と『冬海アンキモパフェ』」
牙城アキラ:「あと、サラダバーとドリンクバーも」
ガンドッグ:「こっちはドリンクバーだけで」
店員:「うぃっす めっちゃ食いますね、サラダとドリンクもー、ちょっちお待ちくださーい」
牙城アキラ:「ガンすけ、野菜も喰おうぜ?」
ガンドッグ:「野菜が俺の血と肉になるのかよ」
:などと、雑談をかわしながら暫くすれば、注文のメニューが届き
ガンドッグ:「………師匠」
ガンドッグ:「これ視界にいれてるだけで目が痛いんだけど武器か?」
牙城アキラ:「いや~、流石だね。スゲーヤバい感じだ」
ガンドッグ:「…………こっちの世界の餅って赤いんだったか?」
牙城アキラ:「ガンすけの世界にも餠があるんだっけ?」
牙城アキラ:「まあ、赤い餠もあるんじゃね、キャラセレクトでカラーチェンジするくらいは常識だろ?」
ガンドッグ:「水で戻るような奴でな、こっちみたいに美味そうじゃない…いやこれも美味そうではないが」
牙城アキラ:「まあ、食ってみよう」
牙城アキラ:もちゃり
ガンドッグ:「……あー、ドレイクも白から赤くなるもんな……」
ガンドッグ:「応」
ガンドッグ:もちゃり
牙城アキラ:麺に持ちが絡んでまったくつるんとしたのどごしがない
ガンドッグ:餅が張り付き口中に唐辛子が残り続ける
牙城アキラ:もちゃもちゃ
牙城アキラ:ごくり
ガンドッグ:もちゃもちゃ
ガンドッグ:ごふり
牙城アキラ:「やっべぇ…」
ガンドッグ:「……お前の呼び方今だけ牙城だ」
牙城アキラ:「マジかよ…俺への尊敬が消し飛ぶくらいの不味さ?」
ガンドッグ:「まずさっつーかドリンクの味が消滅して水だけにしといた方がお得だったなって思ってる」
ガンドッグ:「食い物に関しては師匠とはみとめねぇからな!やっぱ肉を極め続けるべきだな!応!」
ガンドッグ:ガッツガッツ、味が分からない
牙城アキラ:「そういう時の為にこのパフェで味を相殺してだな」
牙城アキラ:パフッ
牙城アキラ:もや~ん
牙城アキラ:「生ぐせぇ」
牙城アキラ:「しっかし、いつも肉だなあ」
牙城アキラ:「ガンすけは」
ガンドッグ:「アンコウで鼻までやられるのかよ、この後は耳と目か?この前見せてもらったテニス漫画かよ」
牙城アキラ:野菜をかきこんで口を洗浄する
ガンドッグ:「食うたびに新しい発見もあるからな…飽きねぇよ」
牙城アキラ:「マジかよ、新しい発見ってのはこう、色々試すからこそって感じしない?
牙城アキラ:「こうワゴンセールにクソゲーが並んでたらつい手に取ってしまう的な」
ガンドッグ:「んー、それも分からんでもないがな……」
ガンドッグ:「いや、クソゲーはわからんが」
ガンドッグ:「こう、グラウンドファイターもあれじゃないか……」
ガンドッグ:「スパークを一回使っただけだとまだ全部わかるわけじゃないが、使うごとにあいつの癖がつかめていくみたいな……あぁ、ダメだ、俺は頭が悪いんで良く説明できん」
牙城アキラ:「いや、ガンすけは良くわかってるぜ」
牙城アキラ:「それがガンすけのゲームの楽しみ方なんだろ?」
牙城アキラ:「楽しいってのが大事だぜ」
ガンドッグ:「お?…………ん………うん、そうなのかもしれんな……今どんどん掴んでいく感じがすげー楽しい」
ガンドッグ:「……やはり師匠だな、含蓄がある。肉を進呈しよう」
ガンドッグ:一切れ差し出す
牙城アキラ:「だから、お前のその肉もちょっと食わせてくれ」
牙城アキラ:ひょいパク
ガンドッグ:「んな!追加で肉を!?施しは受けず勝ち取るというわけか……面白い!」
牙城アキラ:「うん、いつもとの違いは全然分からん!」
ガンドッグ:「中段ガード!中段ガード!」フォークで防ぎこれ以上追加の肉を取られないガンドッグの無敵ガードだ
牙城アキラ:「ぐぬっ」
牙城アキラ:「箸の使い方が以前より格段に上がっているだとォ?」
牙城アキラ:フォーク
ガンドッグ:「おいおい俺がこちらに来てからどれだけフォークを使ってきたと思ってる…!…弟子の驚異的な成長速度に驚くんだなぁ!」
牙城アキラ:「くっ、しかも左手で防ぎながら右手で肉を口に!」
牙城アキラ:「攻防一体とはな、やるなガンすけ!」
ガンドッグ:「ハッハッハ!任せろ!」肉を口に入れる
ガンドッグ:「常に俺は前に進んでいく!」餅を口に入れる
牙城アキラ:「しかたねえ、俺の負けだ」
ガンドッグ:ただいま大変口の中がつらいことになっているのでしばらくお待ちください
牙城アキラ:「やっぱり、反射速度はスゲーな」
ガンドッグ:「……痛み分けといったところだな」
ガンドッグ:口を押えながら
ガンドッグ:「……師匠も中々だがな、戦場での戦いで培った力、こればっかりは俺も敗けられん」
牙城アキラ:「戦場かぁ、こことはかなり違う場所だったんだよなあ」
牙城アキラ:「ガンすけはさ、なんか夢っつーか。こっちでやりたい事っつーか。そういうのあんの?」
牙城アキラ:「全然違う環境なわけじゃん?」
ガンドッグ:「ん、夢か?」
牙城アキラ:「そ、夢。ドリーム」
ガンドッグ:「まぁ確かにあるが…もう叶ってるな…」
ガンドッグ:「毎日誰かを殺すことも、誰かに殺されそうになることもなく」
ガンドッグ:「気の合う仲間と一緒に馬鹿やって笑い合える日々を過ごす……最高の夢が叶ってるだろ?」
牙城アキラ:「はっ!はははっ!なんだよそれ!」
牙城アキラ:「やっべぇ、マジでクールだわ」
牙城アキラ:「確かにサイコーだな」
ガンドッグ:「な?サイコーだろ?」
ガンドッグ:「お、追加でもっとサイコーな夢持つっていうんならそうだな…師匠を大会で正式にぶったおす」
牙城アキラ:「はぁ~ん?まだまだ弟子に負けるワケにはいかないね」
ガンドッグ:「おいおい肉の取り合いを忘れたのか?全速力で師匠の背中を追ってんぞ?」
ガンドッグ:「ま、だからこそ、邪魔な障害はぶったおす……!師匠も弟子の晴れ姿みたいだろ?その時は協力頼むぞ?」
牙城アキラ:「最大の障害は俺だけどなあ」
ガンドッグ:「はは、違いねぇ………んで、最大の障害の方は夢とかあんのか?フェアじゃねぇだろ聞きっぱなしは」
牙城アキラ:「はぁ?俺か?いや~」
牙城アキラ:スゲー小さい声で
牙城アキラ:「ガンすけみたいになる事だよ」
牙城アキラ:「あー、うん!気にしないでくれ!」デカい声で
ガンドッグ:「…おい待て!聞き取れなかった!もう一度!」
牙城アキラ:「いや、ダメだ!もう気にしないでくれ!師匠命令だ!」
ガンドッグ:「そんな隠されると俺だけ真顔で語ったのがちょっと恥ずかしいじゃねぇか!こういう小技ってことか!ずるいぞ師匠!」
牙城アキラ:「集中力が足りないんですゥ~」顔が赤い
ガンドッグ:「ん……ぐ……よし!!じゃあこうだ!!ゲーセン!勝負!俺が勝ったら教える!行くぞ!!」
ガンドッグ:「目標を見据えたものの強さを見せてやる……!」
牙城アキラ:「ハハァン?返り討ちにしてやるぜ、守るべき物を持つ者こそが最強なんだよ!」
:二人は睨み合いながら立ち上がり……
:どこかで鳴り響く5限目開始のチャイムと共にゲーセンへと消えていった……

ブーケ総数:30

【幕間】


【Scene3-1:テオ=クラウゼルビット/草谷 木乃香】


テオ=クラウゼルビット:「…そろそろか。始めるぞ」
草谷木乃香:「はい、こんな無駄な時間、早く終わらせてしまいましょう」
草谷木乃香:「貴方が傷ついたとき慰められるよう、貴方の側にいられる時間なんてたかだか私には7,80年しか無いんです」
草谷木乃香:「嗚呼、あまりに短い」
テオ=クラウゼルビット:「…ふん」
テオ=クラウゼルビット:『━━始まりは彼の地であった』
テオ=クラウゼルビット:『許されざる罪人は現世を恐れ、そこへと辿り着く』
テオ=クラウゼルビット:『過去が生まれ、未来が潰えた』
テオ=クラウゼルビット:『唯それが在ることが安寧と久遠の証であり得た』
テオ=クラウゼルビット:『無謬の境界にて求め訴える者を、誰も恨んではならない』
テオ=クラウゼルビット:『されば天と地が名を奪うことも叶わず』
テオ=クラウゼルビット:『無限と有限とが交わる時もなし』
テオ=クラウゼルビット:『解持たぬ我らに与えられた余地こそが』
:「ハッハッハッ(ぐるぐるテオの足元を回る)」
テオ=クラウゼルビット:「…ちょっとあっちへ行ってろ」
テオ=クラウゼルビット:「んん…『━━始まりは彼の地であった』」
テオ=クラウゼルビット:『許されざる罪人は現世を恐れ、そこへと辿り着く』
テオ=クラウゼルビット:『過去が生まれ、未来が潰えた』
テオ=クラウゼルビット:『唯そ
:「キャインキャイン!クゥーン(足元に縋り付いてカリカリってひっかく)」
テオ=クラウゼルビット:「こら!もう!」
草谷木乃香:「……あの、無駄な時間早く終わらせましょうって、それ別に何も考えないでかっこいいセリフだけ選んだんでしょうテオさん?」
草谷木乃香:「どうせ最後の一言いえばいいんですからほらさっさと、はやく」
テオ=クラウゼルビット:「ぬぐぐぐ…つまり、『…汝の覚悟は良いか!』」
草谷木乃香:「はいはい、よくできました」
草谷木乃香:「勿論、別れが来るとわかっていても、貴方と一緒に時を過ごす覚悟を」
:時計の針が12時を指し示したまま、壊れてしまったかのように
:二人は暫し抱き合い、影は一つに重なっていた。
:しかし、永久の時など存在することはなく、次に進む時は訪れる。
:草谷木乃香の体は、時の奔流に押し流されるかのように、次第に揺らいでいき、
:一対の長剣、短剣へと変化しテオの手元に収まる。
テオ=クラウゼルビット:「…ああ、お前と共に」

ブーケ総数:52

【Scene3-2:雨籠のどか/タキガワ・チトセ】


タキガワ・チトセ:「そういえば、願い考えてきたよ!」
タキガワ・チトセ:こっそり家を抜け出してきたチトセは、夜の研究室でのどかに言った。
タキガワ・チトセ:願い、とは前に貰った水晶のアクセサリーにかける願いである。
雨籠のどか:「まあ、それは素敵」
雨籠のどか:「どんな願いなの?」
タキガワ・チトセ:「やっぱり、ステラナイトとしての『世界を平和に』、これじゃないかなって」
タキガワ・チトセ:「世界を平和にして、みんなを笑顔にするの、誰も悲しいことで泣かなくて良いように!」
雨籠のどか:「…それは」
雨籠のどか:(私が諦めかけていた想い)
雨籠のどか:「私と一緒の願いね」
タキガワ・チトセ:「ふふふ、一緒!」
雨籠のどか:(こうして共に目指す夢ができるなんて)
雨籠のどか:「お友達と一緒の夢が持てるなんて幸せだわ」
タキガワ・チトセ:「うん、それにお友達と一緒に目標に向かって戦えるのも、素敵だと思う!」
雨籠のどか:「うん、とっても」
タキガワ・チトセ:「だから、そろそろ変身しちゃおっか」小さな手で、義手で、のどかの手をとります
雨籠のどか:(一人ではできなくても、この子と一緒ならできる)
雨籠のどか:手を取ります
雨籠のどか:「はじめましょう」
タキガワ・チトセ:「うん!」
雨籠のどか:チトセを見つめてから目を閉じる
雨籠のどか:「涙の雨が降り注ぎ」
タキガワ・チトセ:「滝とか川になったとしても!」
雨籠のどか:「千年(ちとせ)も経てば、悲しみは薄れていき」
タキガワ・チトセ:「のどかなお日様で、蒸気となって消えていく!」
:お互いの鼓動を感じる
:体の温もりを感じる
:チトセの心の温かさが
:雨雲を晴らす太陽のよう
:雨籠のどかの手には太陽の様に赤く輝く一振りの剣が収まっている
雨籠のどか:「…ありがとう、チトセ」
:軽く振るうと剣からは蒸気が噴き出す

ブーケ総数:41

【Scene3-3:/リリラ・レ・リリル/風魔ゆかり】


リリラ・レ・リリル:リリラの寝室に、二人は居た。
リリラ・レ・リリル:「さて、もう時期始まるのです。覚悟はよいですか?ゆかり殿」
風魔ゆかり:「この前言った通りでござるよ」
風魔ゆかり:「拙者はいつだってリリラ殿と共にあるでござる」
リリラ・レ・リリル:「そうですね。ゆかり殿と私はいつでも共に。……では」
リリラ・レ・リリル:ステラナイトになりたての時分につくった、今では少し恥ずかしいフレーズを紡ぎ始める。
リリラ・レ・リリル:「低い背でも高き理想を」
風魔ゆかり:「大きな身でも小さな幸せを」
リリラ・レ・リリル:「共に守っていくために」
風魔ゆかり:「共に守っていくために」
リリラ・レ・リリル:「リリパットの元騎士、リリラ・レ・リリル」
風魔ゆかり:「SAMURAI、風魔ゆかり」
リリラ・レ・リリル:「ここに、花の騎士として咲き誇る!」
風魔ゆかり:「ここに、花の騎士として咲き誇る!」
風魔ゆかり:でござる。
リリラ・レ・リリル:ゆかりが影となり、リリラの周囲を覆う。そう、いつだとて、ゆかりはリリラの傍にいた。
リリラ・レ・リリル:影はリリラの右手に絡みつき、一条の光となり、形を成す。
リリラ・レ・リリル:そう、それは小刀、SAMURAIが持つという、軽い短刀。リリラはそれを逆手に持っている。
リリラ・レ・リリル:――白のアネモネ。純白の、妖しいほどに輝く花弁が、それだけが二人の変化を悲しく想うように、ひらひらと舞っていた。

【Scene3-4:ガンドッグ/牙城アキラ】


ガンドッグ:牙城アキラの家
ガンドッグ:直前までプレイしていたグラウンドファイターのキャラクター選択画面が次のキャラを選べとカウントダウンを初めている。
ガンドッグ:「はぁー、負けた負けた!気分よく久々の実戦に行きたいところだったんだがな!」
ガンドッグ:コントローラーを投げ出せば、缶ジュースを2本取りに行き、1本をアキラに投げ渡す。
:受け取りプシュっと開けて飲む
:「ここで負けとけば、同じ失敗を実戦でしなくていいと思ってなー」
:「師匠的優しさってヤツ?」
ガンドッグ:決戦前の小休止、ジュースをぐびぐび煽る。
ガンドッグ:「なるほどな、もし相手が空中でパンダみたいな動きをしてきたら参考にさせてもらおう」
牙城アキラ:「ハハハッ地面から竹が生えてくるかもしれないぞ?」
ガンドッグ:「まじかよ、成長早いとは聞くがたまらんな」
ガンドッグ:「まぁ、なんだ」
ガンドッグ:「見せられないのが残念だが」
ガンドッグ:「師匠の最強コンボ!俺が代わりに、決めてきてやる!」
ガンドッグ:腕を突き出す。
牙城アキラ:「俺は見る必要なんかないね!むしろ見せつけてやれよガンドック!お前と俺の友情コンボをな!」
牙城アキラ:腕を突き出す
ガンドッグ:重なり合った拳は、まばゆく輝き、牙城の姿は消え武器となる。
ガンドッグ:切れ味の良い剣でもない。
ガンドッグ:遠くのものを突ける槍でもない。
ガンドッグ:敵を防御の上から打ち砕く斧でもない。
ガンドッグ:だが???
ガンドッグ:俺は知っている。こいつの強さを。
ガンドッグ:キャラクター選択画面のカウントダウンが終わり、そのキャラクターは選択される。
ガンドッグ:『ドレイク・ジョー!』
ガンドッグ:ガンドッグの腕には、主人公、ドレイク・ジョーの使うバンテージが巻かれている。
ガンドッグ:「今回は師匠と共に勝つ……!いくぞ!」

ブーケ総数:44

【最終章】


【Scene4:Stellar Knights】

監督:――アーセルトレイ最上層、中央広場。
監督:願いの決闘場(フラワーガーデン)に、騎士たちが降り立つ。
監督:その場は、古代の遺跡のような舞台と化していた。
監督:願いの決闘場(フラワーガーデン)の中央には、白い「縦長の岩(リア・ファル)」が立っている。

雨籠のどか:部隊の片隅に白い蒸気が湧きたち
雨籠のどか:一陣の風に吹き消されると、そこに一人の女性が立っている
雨籠のどか:「ここが、願いの決闘場(フラワーガーデン)」
雨籠のどか:上品な騎士服に歯車を模した意匠
雨籠のどか:おぼろげな霧のような外套
雨籠のどか:腰には蒸気を噴き出す炎熱の剣
雨籠のどか:雨籠のどか
テオ=クラウゼルビット:「げっほ!ごほごほ!」
テオ=クラウゼルビット:「なんだこの煙たいのは!敵の攻撃か!?」
テオ=クラウゼルビット:無駄に装飾の多いローブを纏ったエルフが1人
テオ=クラウゼルビット:両の手に、それぞれ長さの違う剣を握っている
テオ=クラウゼルビット:テオ=クラウゼルビット
テオ=クラウゼルビット:「ああもう!えい!」
テオ=クラウゼルビット:剣をこう、ぶんぶん振って蒸気を払いました
雨籠のどか:「ああ、すまない」
雨籠のどか:「彼女は今機嫌が良くて…、許してあげてほしい」
テオ=クラウゼルビット:「うわっ!」
テオ=クラウゼルビット:剣振ってる時に急に近くの人に気付いたらびっくりする
テオ=クラウゼルビット:「んっ、んん…気をつけろよ定命の者」
ガンドッグ:「ここが戦場か……はっ、悪くない、いよいよグラファイみたいじゃねぇか」
ガンドッグ:ざっ、ざっ、ざっ
ガンドッグ:動きやすさを重視した、ラフな格好にバンテージ、
ガンドッグ:傷だらけの男が、特別な演出も無く歩いてやってくる。
ガンドッグ:ガンドッグ
ガンドッグ:「ん……お前達が……なんだ?共同戦線張る奴か?…線が随分細いが……まぁガタイじゃねぇよな」
ガンドッグ:「竹とか出すかもしれないし…」
ガンドッグ:拳、蹴りを続けざまに空に繰り出し、蒸気を散らす。
ガンドッグ:「ガンドッグ……アタッカーだ、よろしく頼む、市街地と違って整ってない場所だ、足元には気をつけろよ」
雨籠のどか:「雨籠のどかです。こちらこそ宜しくお願いしますね」
テオ=クラウゼルビット:「…テオ=クラウゼルビット。精々足を引っ張るなよ」
テオ=クラウゼルビット:(竹…?)
雨籠のどか:(竹、なにかの略語でしょうか)
ガンドッグ:(竹…)
リリラ・レ・リリル:漆黒の影の奔流が、虚空より生まれる。
リリラ・レ・リリル:それは球体となり、小さな白い光を中心に生み出したかと思うと、
リリラ・レ・リリル:影が破裂、願いの決闘場(フラワーガーデン)にひりつくような衝撃を生み出す。
リリラ・レ・リリル:その中心に姿を見せたのは、小さな人影。黒いSAMURAI装束に身を包み、目と後ろ髪だけが露出している。
リリラ・レ・リリル:「なるほど、三体。これが今宵の敵なのですね」
リリラ・レ・リリル:「いいでしょう。すべて、疾く速やかに滅します」
テオ=クラウゼルビット:「なるほど、忍者とはな…」
雨籠のどか:「で、あるならば。貴方が私達の戦う相手」
ガンドッグ:「やってみろ……ゲームじゃない俺は、強いぞ」

監督:とうとう来たわね、ロアテラの支配されし者
監督:そしてよく来てくれたわ、星の騎士たち
監督:剣をもって示しなさい、この世界はまだ戦えるのだと
監督:――いざ開け、願いと可能性の舞台

監督:それでは、ステラバトルを始めたいと思います。
監督:先に、忘れないうちに注意点とか、そういうのを話しますね
監督:まず、アタック判定の話! アタック判定は特に記述がない限り、同じマスか、隣接するマスに行えます。
監督:隣接マスにもできることを忘れないでおいてください。
監督:エクリプスの行動傾向の話!
監督:エクリプスは狙える範囲内の中で一番耐久力の高いステラナイトを選んで攻撃します。
監督:また、エクリプスのステータスは、エクリプスにダメージが入ったタイミングで公開されます。
監督:そこらへんを踏まえて、作戦を立てたりしてください。
テオ=クラウゼルビット:全て理解した
監督:また、エクリプス側のアタック判定は常にダイス数が1個増加します。
雨籠のどか:解りました
監督:あとは、アレかな。エクリプスは常に行動順の最初、つまりステラナイトより早く行動順が回ってくる! 
監督:これくらいを理解しておいてもらえると助かります。
ガンドッグ:わんわん
監督:ラウンドは【セット】・【チャージ】・【アクション】・【カット】の順に進行します。
監督:まず、エネミーの駒配置!
監督:リリラ・レ・リリルは、ガーデン5に配置します。
監督:次は、ステラナイトたちの配置決め。
監督:これは、最初のときだけだけなので、よく考えて相談して決めてください。
監督:決まったら、一応こちらで宣言して、コマを動かしてくださいね!
ガンドッグ:ガンドッグ、ガーデン6へ
テオ=クラウゼルビット:5へ
雨籠のどか:雨籠のどか4へ
監督:では、お次はステラナイトの行動順決めです。
監督:行動順は最初に決めた後、変えられないのでよく相談して決めてください。
監督:決まったらこちらで宣言をお願いします
ガンドッグ:テオ→のどか→ガンドッグの順番でお願いします。
監督:わかりました。
監督:では、ラウンドのはじめに、【セットルーチン】が発動します。
監督:【セットルーチン1:来寇神話】
監督:吹き荒れる嵐、鳴り響く稲妻、そして現れる、あまたの英雄の影。
監督:効果:ガーデン1、ガーデン4に「戦乱マーカー」が1個ずつ置かれます。
監督:「戦乱マーカー」は、英雄の幻影による乱戦地帯と化していることを示すマーカーで、このマーカーのあるガーデンにいるキャラクターは、防御力が1減少します。
監督:マーカーのあるガーデンから出ると、防御力は戻ります。
監督:ちなみに、エラッタのFAQに書いてなかったので製作側の意図はどちらかわかりませんが、少なくともこの卓では、この防御力減少はエクリプスであるリリラにも適用されることとします。
監督:では、【セット】を終了。
監督:次は【チャージ】。
監督:キャラクターは全員、[チャージ値+現在ラウンド数]個のダイスを振ります。
監督:ちなみにこれは、エネミーも振るよ。
テオ=クラウゼルビット:ダイス合計:9 (3D6 = [1 6 2])
監督:3d6
DiceBot : (3D6) → 4[1,1,2] → 4

監督:出た目に相当するダイスシンボルをシート上の所定の位置に設置しておいてね!
ガンドッグ:4d6
DiceBot : (4D6) → 20[6,3,6,5] → 20

雨籠のどか:4d6
DiceBot : (4D6) → 12[1,2,6,3] → 12

監督:ちなみに、
監督:出目のひとつを選び、ブーケを3個消費して【プチラッキー】を使用すれば、出目を±1できます。
監督:これはダイス目ひとつに限り、重ねがけして好きな数字に変えることが出来ます。
監督:また、ブーケを5個消費し【リロール】を使用すれば、振ったダイスの総てを振り直すことができます。これは一度の判定に一度だけです。
監督:ブーケ数と相談しながら、いい感じにやっていってくださいね。
テオ=クラウゼルビット:特に変更なしです
ガンドッグ:一旦変更なしで様子見かなー
雨籠のどか:プチラッキーを使って 6の目を一つ5に変更します
雨籠のどか:ブーケ41→38
雨籠のどか:「雨籠のどか」のダイスシンボルの値が変更されました。(6→5)
監督:以上で大丈夫そうかな
監督:次は【アクション】に移ります。
監督:ラウンドの手番はエネミーから開始します。
監督:ですので、リリラの出番。
リリラ・レ・リリル:まず、ダイス目1を使用。
リリラ・レ・リリル:【騎士のたしなみ】
リリラ・レ・リリル:【アタック判定:2ダイス】を行います。対象はテオ
リリラ・レ・リリル:あ、エネミーなので1ダイス増加、つまり3ダイス分やります。
リリラ・レ・リリル:3d6
DiceBot : (3D6) → 15[4,6,5] → 15

リリラ・レ・リリル:出たダイスのうち、防御力以上の出目の数だけダメージを受けます。
リリラ・レ・リリル:3ダメージくらえー!
テオ=クラウゼルビット:うぎゃあー!
テオ=クラウゼルビット:16→13
リリラ・レ・リリル:次、ダイス目1、【騎士のたしなみ】を使用します。
リリラ・レ・リリル:対象はガンドック。
リリラ・レ・リリル:3d6
DiceBot : (3D6) → 12[4,6,2] → 12

リリラ・レ・リリル:nanka
リリラ・レ・リリル:高め! 2ダメージかな
ガンドッグ:ダイス6を取り除きリアクション!【黒影はほら、あなたの後ろに】
ガンドッグ:食らったダメージと同じダメージを相手に与える!
リリラ・レ・リリル:うぎゃあ
リリラ・レ・リリル:2ダメージくらいます。耐久力は31なので、31→29
ガンドッグ:16→14 攻撃を受けたが怯まずに殴りかかった。
リリラ・レ・リリル:移動はせずにこのままです。
リリラ・レ・リリル:次、ダイス目2を使用します。
リリラ・レ・リリル:【†希望は消えゆくもの†】
リリラ・レ・リリル:選んだキャラクター全てに【アタック判定[そのキャラクターのいるガーデンの数字]ダイス】を行う。このアタック判定は同じガーデン、隣接したガーデンにいないキャラクターにも実行できる。
リリラ・レ・リリル:ステラナイト全員選びます。
リリラ・レ・リリル:まずはガンドックを対象に。6ダイス!
リリラ・レ・リリル:6d6
DiceBot : (6D6) → 27[5,4,6,6,3,3] → 27

ガンドッグ:舐めやがってーーー!!
ガンドッグ:ダイス6を取り除きリアクション!【黒影はほら、あなたの後ろに】
リリラ・レ・リリル:6ダメくらって、6ダメ与える!
ガンドッグ:「俺の師匠も言っていた」
ガンドッグ:攻撃を受け、黒薔薇が大量に舞いちるが、その歩みは止まらない
ガンドッグ:「大技を使うタイミングは選べとな……まぁ痛いんだが、がら空きだぞお前もな!!」
ガンドッグ:14→8
リリラ・レ・リリル:29→23
リリラ・レ・リリル:次は雨籠を対象。
リリラ・レ・リリル:4ダイスで、雨籠さんは戦乱マーカーの効果で、防御力2状態です。
リリラ・レ・リリル:4d6
DiceBot : (4D6) → 12[2,2,4,4] → 12

リリラ・レ・リリル:4ダメージ!
雨籠のどか:「くうッ!」
雨籠のどか:痛みをこらえる
監督:では16→12へ、耐久を減らしておいてください。
リリラ・レ・リリル:次、対象はテオ。
テオ=クラウゼルビット:ではダイス6を取り除き、「より疾きは光の一手」を使用!
リリラ・レ・リリル:先手カウンターのやつか
テオ=クラウゼルビット:即座にインチキ忍者に2ダメージ与え、俺の防御力はこの直後のアタック判定に限り1点上昇!
リリラ・レ・リリル:ぐぬぬ
リリラ・レ・リリル:23→21
リリラ・レ・リリル:ではアタック判定!
リリラ・レ・リリル:5d6
DiceBot : (5D6) → 19[3,1,5,6,4] → 19

リリラ・レ・リリル:2ダメージかな
テオ=クラウゼルビット:ぐぎー!
テオ=クラウゼルビット:13→11
監督:これでエネミーの手番は終了です。
監督:次はステラナイトの手番に回るのですが、
監督:ステラナイトの各手番では、【予兆】というものが発生します。
監督:この【予兆】で示された効果は、手番終了後に発動するので、
監督:避けたり防御したりの対策をとってみたりとらなかったりしてみてください。
監督:【予兆1:銀の腕】
監督:この効果が実行される時点でエネミーと同じガーデンに存在する全てのステラナイトに【アタック判定:5ダイス】を行う。
監督:その後、エネミーの対角線上に位置するガーデンに存在する全てのステラナイトに【アタック判定:5ダイス】を行います。
監督:では、ステラナイトの手番です。最初はテオくんだったはず!
テオ=クラウゼルビット:それではダイス1を取り除いて、『騎士のたしなみ』を発動
テオ=クラウゼルビット:6に移動して、リリラにアタック判定!
監督:ちなみに、アタック判定の直前に使えるブーケ効果、【ダイスブースト】があります。ブーケ4つを消費し、振るアタックダイスの数を+1することが可能。
監督:これを一度の判定につき3度まで重ね掛けできます。
ガンドッグ:パワーをテオに ブーケ44→40
テオ=クラウゼルビット:じゃあブーケ8個使ってマックス盛りします
雨籠のどか:いける
テオ=クラウゼルビット:くらえおらぁーっ!
テオ=クラウゼルビット:ダイス合計:17 (5D6 = [3 6 2 3 3])
リリラ・レ・リリル:来るが良い!
テオ=クラウゼルビット:弱い
リリラ・レ・リリル:1ダメージ! 21→20
テオ=クラウゼルビット:こ、これ振りなおしもできますよね?
監督:あ、そうですね。リロールはアタック判定にも使えます
テオ=クラウゼルビット:ブーケ43→38!ていくに!
テオ=クラウゼルビット:ダイス合計:23 (5D6 = [6 4 4 5 4])
テオ=クラウゼルビット:ひやはーーーーっっ!!!
リリラ・レ・リリル:ぐぬぬー!
リリラ・レ・リリル:20→15
テオ=クラウゼルビット:「はっは!ふっはははは!!」
テオ=クラウゼルビット:これだ!これだこれだこれだ!
テオ=クラウゼルビット:最近ちょっと自信を失いかけていたが…俺は最高の種族エルフ!
テオ=クラウゼルビット:うおー!これは定命の者からの尊敬、間違いなし!明日からは言うこと聞くようになるぞ!絶対なる!
テオ=クラウゼルビット:ダイス2使用!『二重に響け白刃』!
テオ=クラウゼルビット:ブーケ12個使ってマックスブーストします
テオ=クラウゼルビット:38→26
テオ=クラウゼルビット:ダイス合計:16 (5D6 = [5 1 3 2 5])
リリラ・レ・リリル:2ダメ!
テオ=クラウゼルビット:変更なし!
リリラ・レ・リリル:15→13
テオ=クラウゼルビット:そしてもっかい!12個使ってアタック判定!
テオ=クラウゼルビット:26→14
テオ=クラウゼルビット:ダイス合計:14 (5D6 = [2 1 2 3 6])
リリラ・レ・リリル:1ダメ
テオ=クラウゼルビット:ふ、振りなおしで…
リリラ・レ・リリル:はい
テオ=クラウゼルビット:14→9
テオ=クラウゼルビット:ダイス合計:22 (5D6 = [6 6 2 3 5])
リリラ・レ・リリル:3ダメ!きつい!
リリラ・レ・リリル:13→10
テオ=クラウゼルビット:評価キープ!
監督:以上で良い?
監督:良さげ!
監督:アクションルーチンは不発に終わりました。
監督:次の手番に移ります! まずは【予兆】!
監督:【予兆2:輝ける剣】
監督:エネミーと同じガーデン、隣接しているガーデンに存在するステラナイト全員に【アタック判定:5ダイス】を行います
監督:では、のどかさんの番ですね
雨籠のどか:ダイス目3を取り除き【オダマキの花言葉は】を使用します
雨籠のどか:2マス移動しガーデン6へ
雨籠のどか:そして【アタック判定:移動したマスの数+5】
雨籠のどか:ここにブーケを8個ほど使ってダイスを更に二個上乗せしましょう
リリラ・レ・リリル:ひえー
ガンドッグ:んじゃあさらにブーケを4つ使用してうわのせ!
雨籠のどか:ヤッター 上乗せ3 移動2 +5 で10
ガンドッグ:ブーケ40→36
雨籠のどか:ブーケ38→30
雨籠のどか:10d6
DiceBot : (10D6) → 31[2,5,2,4,3,3,3,2,1,6] → 31

リリラ・レ・リリル:3ダメ!
雨籠のどか:ううーん ふりなおそうかなー!
雨籠のどか:【リロール】 ブーケ 30→25
雨籠のどか:10d6
DiceBot : (10D6) → 31[4,2,4,2,2,1,4,2,5,5] → 31

リリラ・レ・リリル:5ダメ~!
リリラ・レ・リリル:10→5!
雨籠のどか:しかし反動でこちらも移動したマス+2のダメージ
雨籠のどか:4点 12→8
雨籠のどか:【黒き絢めきは刃の如く】を使用
雨籠のどか:2マス移動してガーデン4に
雨籠のどか:【アタック判定:移動したマスの数+2】
雨籠のどか:ブーケは使わないでいこう
雨籠のどか:4d6
DiceBot : (4D6) → 22[6,5,5,6] → 22

リリラ・レ・リリル:!? たっけ!
リリラ・レ・リリル:5→1です……
雨籠のどか:今のはダイス目5を取り除いて使用しました
雨籠のどか:反動でダメージ1典
雨籠のどか:1点 8→7
雨籠のどか:ダイス目2を取り除き【暗がりの吸血鬼】を使用します
ガンドッグ:ブーケを12使用!36→24
雨籠のどか:【アタック判定:3ダイス】に上乗せ2
雨籠のどか:5d6
DiceBot : (5D6) → 20[1,6,3,6,4] → 20

雨籠のどか:上乗せ3だったので
雨籠のどか:1d6
DiceBot : (1D6) → 6

雨籠のどか:もう一個振ります
リリラ・レ・リリル:ぐぎゃあ
リリラ・レ・リリル:1→0です!
監督:ここにステラナイトの勝利となりました。戦闘終了です! ロールがあればどうぞ!
雨籠のどか:足元から蒸気が吹き上げリリラとのどかを結ぶ道を作り出す
雨籠のどか:赤く輝く剣を構えた騎士とSAMURAIが交差する
雨籠のどか:1度!
雨籠のどか:そして2度!
雨籠のどか:「貴方の見る絶望が何だったのか、私は知らない」
雨籠のどか:「でもその胸に抱える苦しみは、きっと同じ」
雨籠のどか:剣の輝きが一層増す
リリラ・レ・リリル:「くっ、まだっ、まだやられないのです!」短刀を大きく振りかぶり、反撃を行う兆しをみせる。
ガンドッグ:振るわれた短刀だったが、のどかに届くことはない
ガンドッグ:ガンドッグがその身で刀を受け、肉を締めて止めている。
ガンドッグ:「ぐっ・・…また……つい受けてしまったな……これからはちゃんと躱して機を伺ってか……」
ガンドッグ:「師匠が見ていなくてよかった……行け!雨籠!」
雨籠のどか:頷く
雨籠のどか:「そして、貴方に寄り添い支えてくれる人の想いもきっと!」
雨籠のどか:目が潤む
雨籠のどか:「同じはずなのですから」
雨籠のどか:一閃
雨籠のどか:圧倒的な熱量を叩きつけた剣からは勢いよく蒸気が噴き出す
雨籠のどか:瞳から溢れる涙は曇った眼鏡で見える事は無い
リリラ・レ・リリル:「ぐ、ぬぬ……! あ、あぁああ!」熱量と剣閃によって、武装が解けてゆく。
リリラ・レ・リリル:もはや察し始めている。自身がすでにステラナイトではなく、エクリプスと化していること。
リリラ・レ・リリル:そして自分を、自分たちを止めようとステラナイトとなった騎士たちが戦っていること。
リリラ・レ・リリル:武装の一片が光となって消えるとき、リリラはつぶやく。
リリラ・レ・リリル:「ありがとう」
リリラ・レ・リリル:「こうなってしまった私達のことも、あなた達と『同じ』。そう言ってくれたのが、嬉しかった、のです。だから、ありがとう」
リリラ・レ・リリル:そして気絶したリリラは、光の粒子となって、元の場所に帰っていく。

【勲章配布】

監督:戦闘が無事に終わったので、お次は勲章のお時間です!
雨籠のどか:ヤッター
監督:願いを叶えるために必要なものとされています。
ガンドッグ:いっぱいおくれ!
監督:5つの勲章があるので、順番に紹介していきます。
監督:【勲章1:勝利の騎士】
監督:これは、ステラバトルに勝利した際に、全員に配布されます。
監督:なので、まずは全員1獲得!
テオ=クラウゼルビット:やったー!
監督:【勲章2:終撃の騎士】
監督:これはエネミーの耐久を0にしたステラナイトに授与されます。
監督:つまり、のどかさんですね。
雨籠のどか:ありがとうございます!
監督:【勲章3:鉄壁の騎士】
監督:これは耐久値が最初から減っていない、あるいは増えているステラナイトに授与されますが、そんな人はおりません!!
ガンドッグ:Boo!
監督:【勲章4:模範の騎士】
監督:自分以外にブーケの効果を使用したステラナイトに授与されます。
監督:これはガンドックのみ、かな?どうだっけ
雨籠のどか:残念、渡す余裕がなかった
テオ=クラウゼルビット:俺は多分自分にしか使ってない!
ガンドッグ:お世話になった師匠にまず伝えたいです
監督:【勲章5:共闘の騎士】
監督:これは他のステラナイトと会話したものに授与されます。
テオ=クラウゼルビット:会話は…した!
監督:皆挨拶したはずなので、全員に授与!
雨籠のどか:会話したー
監督:勲章の授与は以上です。

【カーテンコール】


【Scene5-1:雨籠のどか/タキガワ・チトセ】


:ハイライドコースターはこの遊園地で最も人気のアトラクションであり
:高低差を利用したダイナミックなアクションがウリである
遊園地のお姉さん:「ご利用ありがとうございました、足元お気をつけて御降り下さいね」
:園内を一周するコースを周回しコースターアトラクションは終了した
雨籠のどか:ふらふらとした足取りでタラップを降りてくる
タキガワ・チトセ:「ふふふ。楽しかったね!」
雨籠のどか:「そ、そうね、なんて言うか。思ったよりスゴイ…こわい」
雨籠のどか:のどかの顔はやや引きつり涙目である
タキガワ・チトセ:チトセは上機嫌な様子ではしゃいでいる。蒸気も絶好調だ。ぷしゅー!
雨籠のどか:「あんなにグルグル回るんだもん、グルグル」
雨籠のどか:上機嫌なチトセを見て微笑む
タキガワ・チトセ:「コーヒーカップも、メリーゴーランドも、みんな回るやつだよね!」
タキガワ・チトセ:「回るものといえば、アレ! 私、観覧車に乗ってみたい!」
タキガワ・チトセ:遊園地のアトラクションの中でもひときわ目立つ、回る建造物を指さします。
雨籠のどか:「回るレベルが違ったわ。なんていうか世界観が…観覧車?」
雨籠のどか:指差された方を見ます
雨籠のどか:カラフルな外観、ゆっくりとした回転速度
雨籠のどか:「平和だ」
雨籠のどか:「ぜひ乗りましょう!」
タキガワ・チトセ:「うん!」

タキガワ・チトセ:「わぁー、すごい。ふふふ。やっぱりみんながアリさんみたい」
タキガワ・チトセ:ゆっくりと上昇していく観覧車、その内側から外の景色を見ます。
雨籠のどか:「そうねー。でも、今日は働きアリさんじゃなくて」
雨籠のどか:「みんな遊びに来ているアリさんね」
タキガワ・チトセ:「そうだね。皆それぞれ、思い思いに笑顔で楽しんでいる気がする」
雨籠のどか:「ふふ、あれは家族かな。こっちは恋人かしら」
タキガワ・チトセ:風船を持った子供と家族、売店でお土産を買うカップル、アトラクションから聞こえる楽しさを含んだ絶叫。
タキガワ・チトセ:「みんながこうして幸せそうに過ごしているのを見ると、ほっとするね」
雨籠のどか:「ええ、本当に」
雨籠のどか:「この世界を守れて、良かった」
タキガワ・チトセ:「うん」
タキガワ・チトセ:小さくつぶやいた言葉には、彼女なりの感嘆が含まれていて、しみじみとした様子であった。
雨籠のどか:「チトセ」
タキガワ・チトセ:「ん?」
雨籠のどか:「チトセのお願い、叶いましたね」
雨籠のどか:「ここから見える人たちは、みんな笑顔です」
タキガワ・チトセ:「うん、願いを込めてよかった」首から下がった水晶のアクセサリーを掲げてニッと笑います。
雨籠のどか:「そうそう」
雨籠のどか:ポケットから何かを取り出します
雨籠のどか:同じ水晶のアクセサリー
雨籠のどか:「私も、同じのを作ってみたんですよ」
雨籠のどか:と二ッと笑います
タキガワ・チトセ:「わぁ、いいね!おそろい!」
雨籠のどか:「今まではお願いをするのが怖かったけれど、チトセちゃんと一緒なら」
雨籠のどか:とチトセにアクセサリーを渡します
雨籠のどか:「着けてもらっても良いですか?」
タキガワ・チトセ:「うん!」
タキガワ・チトセ:少し不器用な手つきながらも、のどかの首に着けることに成功する。
雨籠のどか:「ありがとう」
タキガワ・チトセ:「これで一緒だね!」
雨籠のどか:「一緒ですね」
タキガワ・チトセ:ぷしゅー! 一緒であったのが嬉しかったのか、蒸気が激しく噴出されます。
雨籠のどか:観覧車の狭い室内が蒸気でいっぱいになってメガネが曇る
雨籠のどか:「あは、あはははは」
タキガワ・チトセ:「ふふ、ふふふふふ」
雨籠のどか:「せっかく、見晴らしが良いのに外が見えません」
雨籠のどか:「でも、チトセちゃんの笑い声が聞こえます」
タキガワ・チトセ:「うん、のどかちゃんの笑い声も聞こえる!」
雨籠のどか:「ふふ、そうですね。また願いが叶いました」
雨籠のどか:「今、私の世界は笑い声でいっぱいです」
タキガワ・チトセ:「そうだね。外からもみんなの元気な笑い声がいっぱいきこえるし」
タキガワ・チトセ:「窓を曇らす蒸気とか、少しぎこちない動きをする機械の体とか、そんな障害があったって、こうして笑い声がきこえる」
タキガワ・チトセ:「それだけで私はシアワセ。これからも頑張ろうね、のどかちゃん」
雨籠のどか:「はい、それはとても素晴らしい世界。こちらこそ、これからも宜しくお願いしますね、チトセちゃん」
:観覧車はゆっくりと回る
:室内からは笑い声が途絶える事は無く
:その時間は彼女たちが守った幸福な世界を証明していた

【Scene5-2:テオ=クラウゼルビット/草谷 木乃香】】


:春、うららかな日差しが二人と犬を照らす。
草谷木乃香:「ほら、テオさん桜ですよ……一緒に迎える春はこれで最後でしょうかね……」
草谷木乃香:草谷木乃香、御年80歳がサクラを眺め寂し気に語る。
テオ=クラウゼルビット:「…その台詞、ここ10年ほど連続で聞いてる気がするんだが」
テオ=クラウゼルビット:「どうせ来年も一緒にいるんだ。別の台詞を用意しておけ」
草谷木乃香:「あ、言ってませんでしたっけ?来年は春いっぱい使って孫達と世界一周旅行にいくんですよ」
草谷木乃香:「テオ五郎さんのお世話よろしくおねがいしますね」
草谷木乃香:草谷木乃香、御年80歳がテオを見てあっけらかんと頼む。
テオ五郎:「キャインキャイン!クゥーン!」
テオ五郎:テオ五郎、御年10歳がテオに縋り付きご飯をねだる。
テオ=クラウゼルビット:「は?何を馬鹿なことを…」
テオ=クラウゼルビット:「……え、まさか本気か!?」
テオ=クラウゼルビット:80歳の行動力じゃないだろ!というか…
テオ=クラウゼルビット:「孫たちとってどういうことだ!俺も行くに決まってるだろ!」
テオ=クラウゼルビット:高貴なエルフの血を引く孫たちはめっちゃ可愛くて好きなので独り占めはずるいの精神
草谷木乃香:「すみません、最近物忘れが激しくってテオさんのチケットを取りわすれちゃったんですよ」
テオ=クラウゼルビット:「都合のいい時だけ年寄り面するんじゃない!」
草谷木乃香:お説教を受ければ、ふぅ、と悩まし気にため息をつき。
草谷木乃香:「全く、若いころはステラバトルがいつあるか分からないからと傍に居させて」
草谷木乃香:「最近はとんとバトルにも呼ばれなくなったんだからいいじゃありませんか、まだ私遊びたい盛りの80歳なんですよ」
草谷木乃香:「200云十歳のお爺さんのお世話から離れて孫と遊びたいときだってあるんです、えぇ、あるんですとも!」
草谷木乃香:年を感じさせぬ演技ぶった振る舞いだ!
テオ=クラウゼルビット:「お前そういうところは本っ当に変わらんな…!」
テオ=クラウゼルビット:「大体、あのな…その、若い頃がどうのこうのと…」
テオ=クラウゼルビット:「俺が本当に、ステラバトルのためにお前を傍に置いていたと思っているわけでもあるまい…」
草谷木乃香:「え?それはもうわかりますよ、当然」
草谷木乃香:「そんなのテオさんが私が好きでたまらないからに決まってるじゃないですか?」
草谷木乃香:「なぁにこの女…みたいな目で見ているんですか、テオさんとテオ五郎さんだけだったらテオさんが寂しくて死んじゃうでしょう?」
草谷木乃香:「早くもっとすがりつくように引き止めなさいな、情熱的なお言葉で」
テオ=クラウゼルビット:「お前ほんとそういうところ……!!」
テオ=クラウゼルビット:「………お前の、そういうところが、」
テオ=クラウゼルビット:「好きだから、一緒にいたい。来年も。その先も。いつまでもだ」
草谷木乃香:「あ、すみません、最近耳が遠くって……もっと大きな声でお願いします」
テオ=クラウゼルビット:「あああああああああ!!!!!!!」
テオ=クラウゼルビット:────願いは叶わなかった。
テオ=クラウゼルビット:俺たちは何度も戦ったけど、『誰にも傷つけられない世界』は遠く、果てしなく遠く。
テオ=クラウゼルビット:いつしかステラナイトとしての全盛期は過ぎ、女神に戦いへと呼ばれることもなくなった。
テオ=クラウゼルビット:だから、今ここにいるのはただの傷だらけの生き物だ。
テオ=クラウゼルビット:傍に同じくらい傷だらけの年寄りを連れた、ただの傷だらけの年取りだ。
テオ=クラウゼルビット:だから、きっとそれでいいんだ。

【Scene5-3:リリラ・レ・リリル/風魔ゆかり】


風魔ゆかり:ござーるござるよんっふふっふっふ~♪
風魔ゆかり:今日も今日とてリリラ殿の部屋にいるでござる
風魔ゆかり:リリラ殿は、今回のステラバトルが終わってからなにやら色々考えていたようでござるが…
風魔ゆかり:ま、そりゃ色々考えるでござるよね!自分たちがあんなことになっていようとは!
風魔ゆかり:はぁーめちゃくちゃ落ち込んでるんだろうなぁさっきから胃がキリキリ痛むでござる!
リリラ・レ・リリル:「ゆかり殿、今日はお願いがあって、部屋にあがってもらったのです」
リリラ・レ・リリル:ごそごそと、机の引き出しを漁り、何かを取り出します。
リリラ・レ・リリル:それは手のひらサイズの小箱だった。
風魔ゆかり:どきどき
風魔ゆかり:「…?これは?」
リリラ・レ・リリル:「あの! これから先、元気なときも弱ってしまったときも、私の傍で、私と一緒に人生を、一生を歩んでほしいのです!」
リリラ・レ・リリル:小箱を開いた状態で渡しながら、ゆかりにリリラは言う。
リリラ・レ・リリル:小箱の中には、小さな指輪が入っている。
風魔ゆかり:「……………………」
風魔ゆかり:「はっっっ!!??」
風魔ゆかり:あ……主に、求婚されてしまった……!!
風魔ゆかり:「えっ…………と、うん。はい、勿論…一緒に」
風魔ゆかり:じゃないでござる!やばい流されてる!
風魔ゆかり:いや、駄目だろう流石に!そもそもリリラ殿とは主従で…かつ友達同士!なら問題ないのか!?わ…わからん!
リリラ・レ・リリル:「エクリプスとなった時、ステラナイト達は懸命に私を止めようとしてくれました。それは嬉しかったのです」
リリラ・レ・リリル:「でも、エクリプスになってまでも共に居てくれたのは、ゆかり殿だけでした」
リリラ・レ・リリル:「それが何よりもありがたかったのです。だから……」
風魔ゆかり:ああっ話が進んでいる!まずい!
リリラ・レ・リリル:「だから、わがままかもしれないけど、どうかこれからも一緒に居てほしいのです」
リリラ・レ・リリル:「私が迷子にならないように、道を違えないように、見守ってくれますか」
リリラ・レ・リリル:「自分が今、望むのはそれだけなのです」そういって、少しずつ前に詰め寄っていくリリラ。
風魔ゆかり:ち、近い!
風魔ゆかり:「リリラ殿、いやあの、拙者は何もそんなにそこまでを望んでいたわけではなくてですね…いや少しも望んでなかったといえばそれは嘘ですが…」
風魔ゆかり:ござる!ござるを忘れてるでござる!
風魔ゆかり:「あのつまり、拙者はあくまで陰の者でして…リリラ殿と、と、友達でいることすら本来は分不相応な…」
風魔ゆかり:語尾つけてる余裕ないでござるよ!あーもう!
風魔ゆかり:「その…だから…」
風魔ゆかり:「つまり…」
風魔ゆかり:「……」
風魔ゆかり:「……拙者で、いいのでしょうか……」
リリラ・レ・リリル:「えぇ、もちろん。いえ、ゆかり殿でなくてはならないのです。ゆかり殿だからこそ、私はお願い申し上げているのです」
リリラ・レ・リリル:「この指輪、受け取ってくれますか?」リリラは指輪をそっと持ち、ゆかりの手に収めようとする。
風魔ゆかり:「あっ……」
風魔ゆかり:抵抗せず、手を差し出します
リリラ・レ・リリル:「よかったのです!本当に、よかった……!」微笑み、その手にゆっくりと指輪を嵌めます。
風魔ゆかり:あーーーもう後戻りできんでござる。
風魔ゆかり:あとのこととかもうどうでもいいでござるな…最高でござるこれやばい
リリラ・レ・リリル:「ゆかり殿なら受け入れてくれるだろうと思いつつも、受け入れられなかったらどうしようとか、受け入れてくれると思うのは私の自意識過剰な考えでは?とか、いろいろ悩んだのです」
リリラ・レ・リリル:「でも、全て杞憂だったみたいですね。ふふ、嬉しいのです!」もはやリリラは満面の笑みを浮かべている。
風魔ゆかり:「こちらの…こちらの台詞でござるよ、リリラ殿」
風魔ゆかり:「本当に、嬉しい……まさか今日、リリラ殿から、けっ…結婚指輪を贈られるなんて……」
風魔ゆかり:全く想像してなかったでござるよ。にんにん!
リリラ・レ・リリル:「え?」
リリラ・レ・リリル:リリラは、不思議そうな表情をする
風魔ゆかり:「え?」
リリラ・レ・リリル:「これは『戦友の指輪』のつもりだったのですが……」
リリラ・レ・リリル:「少なくともリリパットでは、戦友として認めた相手に指輪を贈り、受け入れた者も戦友として認めたということになる風習だったのですが……」
リリラ・レ・リリル:「ゆかり殿の世界では違いましたか……?」
風魔ゆかり:「……………………」
風魔ゆかり:「はっっっ!!??」
風魔ゆかり:はぁーーーーーー!!!!
風魔ゆかり:こういうオチでござるか!そうですか!
風魔ゆかり:はぁーーーー!!!やってられんでござるよ!!!!
風魔ゆかり:「……いやいや、何も違いませんぞ!全く光栄なことでござるなぁ!」
風魔ゆかり:「拙者、この通り涙が出てきたでござる!」
リリラ・レ・リリル:「そんなに喜んでもらえるなら、指輪を送った甲斐があったというものです!」
リリラ・レ・リリル:「これからも、よろしくなのです! ね、『戦友』のゆかり殿!」
風魔ゆかり:「ぐああっ……ええ、『戦友』として、よろしくお願いするでござるよ、リリラ殿…っ!」
風魔ゆかり:あーーーーーーーーーもう後戻りできんでござる
風魔ゆかり:あとのこととか、考えればよかった……
風魔ゆかり:拙者、別にそういうつもりでリリラ殿と一緒にいたわけじゃないんだけどなぁ本当に!!
風魔ゆかり:明日からはもう、『そういうつもり』で、一緒にいてしまうでござるよ

【Scene5-4:ガンドッグ/牙城アキラ】


:エクリプスを打ち倒し、戦いは終わった???
:だがまだ最初の戦いが終わったにすぎず、脅威が去ったとは言い難く???
:ガンドッグ、そして牙城アキラは共に新たな脅威に立ち向かっていた!!
担任:「廊下に立たせたらそのまま学校フケるとかお前たちさぁ…」
ガンドッグ:「………はい……はい………はい、反省してます…はい……」
牙城アキラ:「勿論です、先生。そりゃあ、もう」
ガンドッグ:敵に殴られれば殴り返す。あの捨て身の男が手も足も出すことができない…
ガンドッグ:彼の両手はバケツで塞がっていた
担任:「分かってるのか?いや、分かってないだろ?進学できないぞ?留年だぞ?りゅーねん?分かるかこの言葉?えぇ?」
ガンドッグ:「………はい……はい………はい、反省してます…はい……」
牙城アキラ:「勿論です、先生。そりゃあ、もう」
:担任の言葉にコピー&ペーストを繰り返すガンドッグと牙城アキラ、実にこってりと絞られて???
:???
ガンドッグ:「滅茶苦茶キレてたな!?久々に死の恐怖を感じたぞ……」
ガンドッグ:帰り道、牙城と共に愚痴をこぼしながら歩く。
牙城アキラ:「ああ…まさかあそこまでとはな…」
牙城アキラ:「あのハゲ頭、怒りで髪の毛でも生える勢いだった」
ガンドッグ:「やっぱ師匠が国語の授業で間違って攻略本読んだのが悪かったんじゃないか?」
牙城アキラ:「いやぁ~、ガンすけが数学の授業で数式じゃなくて必殺技コマンドを書いたのも悪かったと思うな」
ガンドッグ:「しかしまぁ……流石に反省だな……」
牙城アキラ:「ああ…、赤点はいいけど。補習と追試はダメだ。留年もな」
ガンドッグ:「ほとぼりが冷めるまではグラファイ封印して学校に通おう…あれがあると間違いなく普段着で教科書無しで遅刻する…」
ガンドッグ:「いいか師匠…弟子と師匠での約束だ……!」
牙城アキラ:「そうだな…、勉強…するか」
ガンドッグ:「あぁ………勉強、あ、そうだ師匠の部屋に鞄とか置きっぱなしだ……取りにいかせてくれ」
牙城アキラ:「ああ、残らず持って行け」

ガンドッグ:「さて、部屋に着いたわけだが………出たぞ、奴だ」
グラウンドファイター:『グラウゥゥゥンド、ファイタァアァァァ!!』
:つけっぱなしにしていたテレビから、デモムービーが二人を迎える。
牙城アキラ:「はぁ~、うっかり電源を切るのを忘れてたな」
ガンドッグ:「あぁ……だが俺たちの意思は固いはずだ」
牙城アキラ:「全くだな、俺たちは勉強ができないなんて事は無い」
牙城アキラ:「決めた事はしっかりやる事が出来る」
ガンドッグ:「そうとも、いかにグラファイが俺たちと一緒に学生時代を過ごしてきた仲間でも……」
ガンドッグ:「………仲間に、別れの挨拶ぐらいは、しておくべきじゃないのか……?」
:ガンドッグ、義に熱い男である。
牙城アキラ:「いやいやいや、そうは言ってもな」
牙城アキラ:コントローラーをガンドッグに渡す
ガンドッグ:「ふっ……このコントローラーも握り収めか……これからはこの手で教科書とペンを…」
ガンドッグ:邪魔な鞄を蹴飛ばしドカッと座る
牙城アキラ:「このボタンも何度押したことか」
牙城アキラ:『ゲェェェェムゥ!スタァァァァトォ!」
:『キャラクターを選択してください』
牙城アキラ:座布団に座る
ガンドッグ:「だが俺たちは進まないといけないんだ……勉強を通して……立派になって……『きらめく世界へ』……」
:『カアアァァァネルゥ!!スパーーーァァクッ!!!』
カーネル:『貴様にレクチャーしてやろう!』
牙城アキラ:「全くだな、この日常を守るのが俺達の望み。勉学に励み、己を鍛える。日々の鍛錬が大事だってことさ」
牙城アキラ:『ドレイィィィィクゥ!ジョォォォォォォーッ!!!!』
牙城アキラ:『共に高みを目指そうぜッ!』
ガンドッグ:コントローラーを握る手に力が籠る。
ガンドッグ:そうだ!まだだ!まだ学び足りない!この横の男から!
ガンドッグ:「行くぞ師匠!!!今日も学ばせてもらう!!」
ガンドッグ:「グラウンドオオォォォオオオオオオオオオ!!!」
牙城アキラ:「はッ!お勉強だけじゃ済まねえって面構えだけどな!!」
牙城アキラ:「ファァァァァァイトゥ!!!」
:---ガンドッグと牙城アキラ
:---たまたまゲームセンターで出会っただけの魂の盟友
:---男たちの戦いと担任の説教は……これからも続いていくのである!!!


銀剣のステラナイツ 『モノクロ・ステラバトル』
劇終