レズロワにかこつけて百合漫画を紹介する
目次
概要
界隈でレズロワが開かれるみたいですね!
「対策用に百合を読みたい!けど何を読んだら……?」
そんなアナタに朗報!
ここになんか一時期百合漫画を買いあさっていた冥王星がいます!
最近はかなり買うの控えめになっちゃってるので、
本当にある一時期(またはそれより前)の偏ったレーベルの作品紹介がメインになりますが……
まぁ参考にしてもらうなり、普通に気になったものを読んでみたりしてください!
結構バチバチの百合というよりは、ほんわか優しめの百合が多いかも。
リンクは私がよく利用するという理由でBookWalkerになってますけど、
アフィリエイトは入れてないのでそういうの嫌な人も安心して踏んでね。
作品紹介
星川銀座四丁目
小学生と小学校の先生百合です。わぁい小学生
上下巻になってるけど、物理で出た当初は1~4巻構成だったはず。
この作者さんは「少女セクト」なども有名ですね(私は未読!)
どんどん時間が進み、小学生だった女の子が成長していって大人になっていくのもいいし、
関係がより深まっていくのもいいですね。
4巻かけてじっくり描いてるの利点を活かした作品だと思います。
二人以外にもサブキャラも絡まった人間模様も楽しめるかも。
スリーピングビューティの見た夢
後にドラマ化作品なども生み出している四ツ原フリコ先生の単行本。短編集です。
女子高校生と付き合ってる高学歴ニートの女性の話や、天然魔性の女子高校生VS心理学に傾倒する女子高校生など、
作者の持つ状況設定とか関係をつくる上手さが如実に表れています。
表題作含めてどの短編も好きですが、特に好きなのは記憶喪失がかかわる話、「白紙」ですね。ラストは必見です!
ライカ、パブロフ、ポチハチ公
「スリーピングビューティの見た夢」と同じ作者の単行本。
コッチが先だったかな? 個人的にはこっちのほうが好みだったかも。
こちらも短編集。ピュア百合アンソロジー「ひらり、」に載ってたのを集めたものです。(今回このアンソロジーからの単行本紹介が多いかも!)
ちょっとストーカー気味で子犬チックな少女や、不良っぽい子を小説のモデルとして書こうとする文学少女、
常に好意を伝えているが相手にされていない少女など、一風変わった女の子達がひしめく作品集といった感じ。
各話のおまけ漫画も結構好きだった記憶!
加瀬さんシリーズ
各巻でタイトルが違ったりするので、こちらはシリーズ全体のリンクを貼りました。
「あさがおと加瀬さん」から始まる、加瀬さんシリーズ!
劇場で放映されたOVAとかにもなっていたはず。
私全部は追えてないんですが、まぁ……OVAになるのも納得というか。安定感がすごい。
ピュア百合アンソロジー「ひらり、」を毎刊買っていた時も、一番安心してみれたシリーズ作品でした。
陸上部で健康的に焼けた肌の加瀬さんと、インドア系緑化委員の山田が可愛い百合物語を展開していく作品です。
Roid -ロイド-
なんかよくXでデレマスの百合幻覚とか描いてる、知ってる人は知ってるタイプの人が描いたSF百合です
2巻完結で、ストーリーも良かったのですが、ただSF成分が強く、 百合成分はがっつりというほどではないかも。
アンドロイドと人間とか、そういったSFらしいテーマを描いててちょっと内容重めだけど、でもその分内容がギュッと詰まった作品です。
ここで紹介するのは迷ったけど、百合の力は無限大だぜ!ということで百合とSFの組み合わせの良さを示したくて……
終末百合アンソロジーとかも出てますからね! この作者さんも寄稿してます。なんならこの作者さんの短編が一番好きだった。
愛羅武勇より愛してる
今ぼざろのきくりさんのスピンオフ漫画描いてる作者の百合漫画です。
ヤンキー女と黒髪メガネ真面目女の百合なんですけど、
黒髪メガネ女が思ったより強くてですね~~~(精神的に)
この崩し方というか、予想の裏切り方いいなーってなりました。
強い黒髪メガネ女を見たい方にお勧めです
購買のプロキオン
今は「鬼桐さんの洗濯」って漫画を描いてる作者さんの百合短編集。初単行本っぽい。
「マルラボライフ」でピンとくる人がいたりするかも?FLASHを使ったデジタルマンガとしてそこそこ有名だったやつ。
あとはオルゴール漫画というのもありましたね。
これは紹介作品の中でも特におすすめなんですけど、理由はあんまり刺激的なのやドロドロしてたりはなぁ……って百合初心者の入門におすすめだから!
ちょっと不思議な設定・関係で女性同士の特別な関係性を描くのがうまいので、「ちょっと不思議」が好きな人にもおすすめ。
「期間限定の友達」や表題作の「購買部でしか見かけない学生」とか、そういうの!
謎の多い大学教授とそれに興味を持った大学生の話が特に好きです。
レズロワとは対極の位置にある感じの作品を紹介してしまった気がするが、紹介作品の中で一番読んでほしいのはこれといっても過言ではないかも。
前略、百合の園より
2巻完結の女子校百合!
強面として恐れられがちな女子と、腹黒だけど表向きは優等生女子の百合です。
ギャップ萌えとか、立場とかの対照さをうまく生かした作品ですね。
紹介作品の中では特に正面からバチバチに衝突したりするので、そういうのが好きな人にはいいかも。
お互いがお互いを少しずつ理解しながら向き合っていく姿も良いです。
表情による心情描写が上手く、台詞がないコマでもキャラクターの考えてることが分かりやすいのも良いところですね。
サブキャラの百合関係も好きでした。
あと書道部をテーマにした「恋初め」という短編も載っており、これもまた良い作品でした。
星をふたりで
今は「小林さんちのメイドラゴン」のエルマがメインのスピンオフ漫画を描いてる人が作者の短編集。
「星の王子さま」や「枕草子」などの文学作品をモチーフにした物語が多く、その文学作品に合った美しさを纏っています。
喜怒哀楽の表情が可愛らしく描かれていて、感情移入のしやすい作品です。
特に人懐っこさとか感情豊かに動くタイプの女子の描写がうまく、そういう面でも好きな作品。
ピュア百合って感じの作品が多いので、そういうのが好きな人にもおすすめ!
(主旨とはズレますが、このカザマアヤミ先生の男女ラブコメ作品とかもおすすめで、特に「はつきあい」「ひとりみ葉月さんと。」あたりがかなり良いです)
ほんとのかのじょ
これ紹介するかは迷ったけど、でも良い百合漫画であることは間違いないのでぇ……
絵柄がかわいい系で、漫画表現もうまく見やすいのですが、ちょっと内容が変態チック!
かなりMな女の子と女王様気質の女子とのラブコメって感じです。
個人的にはピュア百合アンソロジー「ひらり、」購読時にもかなり上位の安定感を誇っていたと思っており、
理由は各話のオチのつけ方とか、絵の安定した良さとかもあるのですが、
なによりこの作品に求められているであろうことを毎話ちゃんとやってくれるという安心感が一番大きかったかも。
Mっ気の強い女の子に抵抗がなければ、楽しめるタイプの作品だと思います。
終電にはかえします
雨隠ギド先生の百合漫画作品!
この作者さんは「甘々と稲妻」で有名ですが、BL作品とかも元々結構描いていた作者さんらしいです。
やはりなんといっても、感情や表情などの表現力が抜群で、生き生きとキャラクターが描かれています。
電車で出会った先輩と後輩が惹かれ合っていく姿を描いた表題作や、
幽霊の女の子と関わってきた女性の一生を描く「永遠に少女」など素敵な作品が詰まっています。
そして三角関係を描いた作品もあり、その解決方法というかもなかなかよかったです。
三角関係という点でレズロワに向いてるかも?
そうじゃなくてもかなりおすすめです。一時期身内界隈でかなり評判の良かった作品です。
あの娘にキスと白百合を
オムニバス形式的な百合漫画です。紹介作品の中ではかなり有名作品かも。
女子校を舞台に、多種多様な百合が描かれます。
いろんな組み合わせだけでなく、各キャラクターが絡むことで変化が生まれたりして、女学園のオムニバスだからこその良さがあります。
ほんのちょっとしかでないキャラクターにもおまけ漫画でスポットがあてられ、
どんなキャラにも物語が存在するという感覚になれるのも、また楽しいところです。
これは全10巻だけど、一巻から読んでみて、合えばちょっとずつ読み進めていくのも良いかも。
最終巻まで読み終わった時の「終わった……!」っていうやりきった感と一抹の寂しさはなかなか良かったです。
でも、どこまでもこの女子校では物語が生まれていきそうな、そんな印象も受けた素晴らしい作品です。
以上です
12作品も紹介したが、どれも最近のものではないのが若干の悔しさ!
百合作品漁りもまたどんどんやっていきたいですね